• 2026.03.23

倉庫の上部空間、眠っていませんか?高層ラックで保管量を最大化!

「保管スペースが足りないが、これ以上床面積は増やせない」
そんな課題を抱える現場は少なくありません。

実は、多くの倉庫では上部空間(デッドスペース)が十分に活用されていないケースが見られます。
この課題を解決するのが、天井付近まで保管領域を拡張できる高層ラックです。

本記事では、高層ラックの構造・種類・導入ポイントを実務視点で解説します。

高層ラックとは|上部空間を活かす保管設備

高層ラックとは、通常のラックを天井近くまで高く設計し、垂直方向に保管容量を拡張する設備です。

主な特徴

  • 床面積そのままで保管量を増加
  • 上部空間を最大限活用
  • 倉庫レイアウトを大きく変えずに導入可能

適切に設計すれば、保管量を2倍〜3倍に拡張することも可能です。

高層ラックの構造と運用のポイント

① ピッキングフォークリフトによる高所作業

高層ラックでは、人の手が届かない高さの作業が発生します。

そのため、

  • ピッキングフォークリフト(ピッカー)
  • 高所作業対応設備

の導入が前提となります。

② 在庫配置の最適化

効率的な運用には、保管ルールの設計が重要です。

  • 下段:出庫頻度が高い商品
  • 上段:長期保管・低頻度在庫

このように配置することで、作業効率を維持できます。

③ 安全設計(耐震・落下防止)

高所保管では安全対策が不可欠です。

  • ブレース補強(揺れ対策)
  • 落下防止バー
  • ガイドレール(フォークリフト接触防止)

設計段階での安全対策が、事故防止に直結します。

特徴と構造

  • ✅ 天井高を活かした垂直方向の拡張
  • ✅ ピッキングフォークリフトで高所作業に対応
  • ✅ 耐震補強など安全面にも配慮した設計が可能

人の手で届かない高層部分の荷物の出し入れには、専用の「ピッキングフォークリフト」を使います。

以下にピッキングフォークリフトをさらに効率よく使うノウハウについても記載したので、
ぜひこちらもご覧ください。

おすすめの活用場面

  • 出荷頻度が少ないストックヤード
  • 上部空間に余裕がある倉庫レイアウト
  • 3PLやアパレル、部品倉庫など品目が多く在庫期間の長い業種

※ 頻繁な入出庫がある現場では、通常のピッキング棚との併用が望ましいです。

高層ラックの種類

高層中量ラック(軽〜中重量物向け)

中量棚をベースに高層化したタイプです。

特徴

  • 軽量〜中重量物に対応
  • 柔軟な棚構成が可能
  • 比較的導入しやすい

主な用途

  • アパレル
  • 部品
  • 小物在庫

高層重量ラック(重量物向け)

パレットラックをベースにした高耐荷重タイプです。

特徴

  • トラス構造で高強度
  • 1tクラスの重量物にも対応
  • 耐震性に優れる

※トラス構造:三角形構造により高い強度を確保する設計

主な用途

  • 金属部品
  • 原材料
  • 重量機械部品

導入に適した現場

高層ラックは、以下のような環境で特に効果を発揮します。

  • 天井高に余裕がある倉庫
  • マルチテナント型倉庫
  • 在庫量が多く保管期間が長い
  • 3PL・アパレル・部品管理

※高頻度出庫エリアでは、低層棚との併用が推奨されます。

導入事例

高層中量ラック

  • 課題:衣類の在庫が増え、保管効率を改善したい
  • 解決策:ラックを高層化+通路照明を追加設置
  • 効果:誤出荷率の低減と最大保管数の拡張を同時に実現

高層重量ラック

  • 課題:ベアリング等の重量物を大量保管したい
  • 解決策:耐荷重1000kg対応のトラス構造ラック+落下防止バー
  • 効果:重さにも揺れにも強く、安全性と保管効率を両立

導入前に確認すべきポイント

高層ラック導入では、以下のチェックが重要です。

  • 天井高さと梁下有効寸法
  • ピッキングフォークリフトの導入可否
  • 通路幅と動線設計
  • 耐震設計・落下防止対策
  • 保管物の出庫頻度

これらを事前に整理することで、導入後のトラブルを防げます。

まとめ|“上に伸ばす”発想で保管効率を最大化

高層ラックは、床面積を増やさずに保管能力を飛躍的に向上させる有効な手段です。

  • スペース不足の解消
  • 保管効率の最大化
  • 倉庫全体の最適化

を実現できる設備といえます。

高層ラックの導入はお任せください

ロジカルでは、

  • 現地調査
  • レイアウト設計
  • 安全設計(耐震・落下防止)

まで一貫対応しています。

「上部空間を活かしたい」
「保管量を増やしたい」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

関連ワード

このコラムと
合わせて読みたいコラム

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
このコラムを読んだ方は次の記事も合わせて読むと、さらに御社の倉庫や工場のレベルアップに繋がると思います。ぜひご覧ください!

一覧へ戻る