ピッキングした荷物を一度仮置きし、その後かご台車へ積み替える――。
この工程、実は物流現場で最も“ムダ”が生まれやすいポイントのひとつです。
今回東京都大田区の現場では、その“積み替え作業”を完全になくす専用架台を導入することで、作業効率と出荷スピードを劇的に向上させました。
お客様の要望
ピッキング作業において、仮置き→積み替え→運搬という一連の手順が非効率で、作業時間がかかるという課題がありました。
高層ラックに保管された商品をその場でかご台車に積み込める仕組みを導入し、作業の手間を減らしたいというのがご要望でした。
この設備を導入することで何が変わる?
納入したのは、ピッキングカートのフォークに差し込んで使用できる専用架台です。
この架台には作業員が乗り込めるスペースと観音式の開閉扉が設けられており、かご台車の積み込み作業がスムーズに行える構造になっています。
作業員は高層ラックから荷物をピッキングし、その場で即座にかご台車へ積載。
これにより、ピッキング後の積み替え工程が完全に不要になりました。
また、通常のピッキングカート単体よりも多くの荷物を一度に運べる仕様となっており、移動回数の削減・生産性の向上にも貢献。
結果として、オーダーから出荷までのリードタイムが短縮され、作業全体の効率が飛躍的に改善しました。
施工概要
“その場で積んで、そのまま運ぶ”が新しい常識に
この専用架台の導入によって、ピッキングという作業が「移す」から「直接運ぶ」に変わりました。
作業員の負担は減り、誤出荷や積み忘れのリスクも低減。
さらに、扉付きの設計により、移動中も荷崩れしにくい安心構造を実現しています。
現場の作業動線を見直すだけで、ここまで効率が上がるのかと実感できる結果となりました。
まとめ
「積み替えるのが当たり前」だった作業を見直せば、物流現場はもっとスムーズに。
ピッキング作業のムダや手間でお悩みの方は、現場に合った架台のカスタマイズからご相談ください。
導線の改善は、リードタイムの短縮と人件費の削減につながります。
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