加工機周辺にレール式移動安全柵を設置|労基指摘に対応し安全性を確保

工場や製造現場では、作業効率と安全性を両立することが求められます。
特に、高所での作業や大型機械周辺の安全対策は、労働基準監督署からの指摘対象にもなりやすい項目です。
今回は、加工機まわりにレール式の移動安全柵を設置し、労基の指摘に対応した事例をご紹介します。

お客様の要望

「加工機に材料を投入する際、作業者が架台の上に乗る必要がある。
しかし、安全柵などの対策がなく、労働基準監督署から危険性を指摘された。
ただし、クレーンで材料を吊り上げて投入するため、固定式の柵では作業の妨げになる。」

というご相談をいただきました。

この施工で何が変わる?

固定式では作業が制限される環境に対して、レール式で動かせる安全柵を設置しました。

  • 移動式構造で作業時も干渉しない
     柵はレール上をスライドして簡単に移動でき、材料投入時に邪魔にならない設計
  • 転倒防止・固定ストッパーを装備
     使用時は確実にロックできるストッパーを設置し、安全性を確保
  • 労基対応の安全基準を満たす構造
     強度・高さ・隙間など、労働安全衛生規則に準拠した仕様で設計。

これにより、作業効率を維持しながら、労基指摘にも対応できる安全環境を実現しました。

施工概要

  • 施工内容: 加工機架台まわり レール式移動安全柵 設置
  • 施工地域: 奈良県
  • 業界: 製造業・機械加工工場

レール式安全柵のメリット

  1. 作業内容に応じて自由に移動可能
    クレーン搬入時は開放、通常作業時は安全柵を展開でき、柔軟な運用が可能
  2. 安全性と効率の両立
    柵を常設するのではなく、必要なときに必要な位置へ配置できる構造。
  3. 労基対応にも有効
    「安全柵を設けるよう指摘されたが、固定式では難しい」といったケースにも現場最適な代替策として有効です。

まとめ

今回のレール式移動安全柵は、「動かせる安全対策」として、作業内容を制限せずに危険箇所の保護を実現しました。
労基対応の安全基準を満たしつつ、現場の運用を止めない柔軟な設計がポイントです。

ロジカルでは、固定式・可動式・レール式など、現場環境に応じた安全対策設備の設計・施工を行っています。
「安全対策をしたいが作業に支障を出したくない」「労基から指摘を受けた」という方は、ぜひご相談ください。

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