【保管スペースを拡張】テント倉庫とは?メリット・注意点・申請対応まで徹底解説

「倉庫の保管スペースが足りない」「増設したいがコストと時間がネック」——
そんなお悩みを持つ企業様に注目されているのがテント倉庫です。

  • ✅ 短期間で設置可能
  • ✅ 初期費用が低く、固定資産税の対象にも要注意
  • ✅ 柔軟なレイアウト変更や撤去が可能

本記事では、テント倉庫の特徴・メリット・注意点から建築確認申請・素材選定のポイントまで、設計〜運用の全体像を解説します。

テント倉庫とは

■ 基本構造と素材

テント倉庫は、スチールまたはアルミ製の骨組み構造と、不燃・防水性のテント生地を用いて設置される簡易倉庫です。

  • 骨組み:鉄骨またはアルミフレーム(耐錆性重視)
  • テント生地:ポリエステルやPVCなどの合成不燃素材(防水・UVカット)

設置後はパレットラックやスチールラックを設置して運用されるケースが多く、一時保管・長期保管どちらにも対応可能です。

テント倉庫のメリット・デメリット

✅ メリット

  • 短納期&低コスト:工期が短く初期費用も建屋型倉庫より安価
  • 柔軟な増設・移設が可能:レイアウト変更・撤去が容易
  • 固定資産対応しやすい:税務処理上の柔軟な対応が可能(要申請)

⚠ デメリット

  • 温湿度管理に不向き:断熱性が低く、冷暖房効率が悪い
     → 食品・医薬品など温度敏感な商材には非推奨
  • 台風・雪害など自然災害の影響を受けやすい
     → 必要に応じて補強部材・門落としなどの対策を併用

導入時の注意点と法的要件

建築確認申請が必要

テント倉庫は常設構造物に分類されるため、原則建築基準法に基づく確認申請が必要です。

  • 地域によって条例が異なるため、市区町村の建築指導課に事前確認が必須
  • 高さ・面積・構造により設置可能範囲が異なる

※申請対応・図面提出・確認申請は当社で一括代行可能です。

固定資産税への影響

設置面積や構造内容により、固定資産税の課税対象になることも。
事前に税務処理と減価償却計算の確認が重要です。

導入事例紹介

【自衛隊部材の仮保管】

  • 用途:洗浄部材の一時保管場所
  • 特徴:門落とし付きスライドカーテン式出入口/車両搬入対応
  • 効果:恒久建築物なしで効率的な防衛資材管理を実現

テント生地の張り替え・メンテナンス

テント倉庫のテント生地は時間が経つと劣化してしまいます。
納入した場合は、メンテナンスが必要なので注意しましょう。

■ 張替目安:10〜15年

  • 骨組みは耐久性の高い鉄やアルミを使用
  • 生地は紫外線・風雨で劣化するため、10年以上経過で点検推奨

張り替え時には以下もチェック:

  • フレームのサビ → 必要に応じて防錆塗装を実施
  • テント生地の材質変更 → 遮熱・高耐候性素材へアップグレード可能

まとめ|増設・屋外保管を考えるならテント倉庫

テント倉庫は、

  • 🏗 スピーディーな保管拡張
  • 💰 コストパフォーマンスの高さ
  • 🔧 柔軟な運用性

を兼ね備えた非常に有効な選択肢です。

ただし、温湿度管理の難しさや法的対応(建築確認・税務処理)には十分な注意が必要です。

📩 設計・申請・施工まですべてサポート!

当社では、以下のような内容をワンストップで対応しています:

  • 建築確認申請・図面作成
  • 使用目的に応じた仕様設計
  • 納入後の張り替えやメンテナンス
  • 固定資産税への対応相談

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