トラックバースを有効活用して床面積を増やす。倉庫の保管数増加ならプラットホーム架台!

倉庫の保管数を増加させるために様々な工夫をしていると思いますが、実は有効活用できるスペースがまだ残っているかもしれません。
御社の倉庫のトラックバースって全部使えてますか?使ってないならそこ、保管スペースにしちゃいましょう!
今回は、トラックバースに架台を設置してプラットフォームの増床を行うことができる「プラットフォーム架台」についてご紹介します。
トラックバースを有効活用する方法や、入出荷数を見直して必要なトラックバースを最適化する方法なども解説しますので、プラットフォーム架台を導入する参考材料にしてください。

今回解説するのはこちら
・保管スペース増床用プラットフォーム架台の特徴と活用方法

プラットフォーム架台とは

特徴

プラットフォーム架台とは、トラックバースに架台を設置してプラットフォームを延ばす製品です。

増床は保管数を増やすための方法の中でも特に費用対効果に優れています。
次は増床した床の用途について解説していきます。

用途

プラットフォーム架台は必然的に入出荷場の近くに設置することになるので、入荷時の一時保管や、出荷前製品の置き場として利用することがおすすめです。
マルチテナントなど大きな倉庫でトラックバースが必要ないフロアであれば、フロア全体を保管スペースとして利用することも良いでしょう。

その他には、入出荷前の検品などの作業や、周辺のコンテナなどの置き場として利用する用途もおすすめです。

どの用途で利用する場合も、入荷から出荷までの動線を邪魔しない用途で保管を行うと倉庫としての効果が高まるため、動線をしっかり検証してどの過程での保管を行うかをしっかりと考えましょう。

仕様

プラットフォーム架台は基本的にはパレットラックに使われるスチール部材と鉄板から製作します。
重量物の積載が得意な構造を持っており耐荷重面で安心です。
また、鋼材から製作するより安価で納期も早く製作することができます。

架台上にどれくらいの重量を置くかによっても仕様を変える必要があります。
フォークリフトが乗ったり、多くの荷物を保管する場合は構造を変えたり、部材を変えるなど工夫が必要です。

地震の際の耐震のために垂直ブレースを組み込むなど工夫を入れることも大事です。
架台上は荷物だけでなく人も歩くため、耐震には十分に注意しましょう。

納入事例

マルチテナントのプラットフォーム架台

こちらのお客様はマルチテナント倉庫を一棟借りされているお客様で、2階以上のバースが全て不要だったので、バースを全て架台で埋めて保管スペースに変えました。
(マルチテナント倉庫はフロア貸しが一般的なので、全てのフロアにトラックバースが設けられています。)
トラックバースに大きなスペースを占めている倉庫は、架台を入れることでスペース向上に大きく貢献します。

工事の流れ

設計図面に従って床に墨うちを行います。

墨うちが完了したらアンカーボルトを打設して、土台を組み立てていきます。

最後に鉄板を敷いて固定すると完成です。

マルチテナントであれば大きなスペースのトラックバースがついているため、架台を取り付けたときの効果は非常に高くなっております。

屋外バースのプラットフォーム架台

こちらのお客様は食品会社様で、使っていないトラックバースにプラットフォーム架台を設置し、空きパレットや空の台車の保管に使われていました。
入荷や出荷時にパレットや台車が空いたり必要となったりするので、プラットフォームにこれらを保管できると動線上、非常に便利に使えます。

工事の流れ

設計図面通りに墨うちを行い、アンカーボルトを打ちます。
屋外の地面がアスファルトで加重に弱いため、加重分散用のプレートを土台に敷きます。

支柱・土台を組み立てていきます。

鉄板を取り付けて床を作ります。
上に置いた物が誤って落ちないように柵も取り付けました。

これで完成です。
実際にパレットやケースなどを置くと入出荷に便利でお客様にもお喜びいただけました。

他製品との比較

屋外用ラック

製品を屋外に保管するためのラックです。
雨風をしのげるようにテントを付けた仕様で製作します。
こちらも敷地内の利用していないスペースを有効活用する方法です。

テント倉庫

敷地内のスペースの有効活用でおすすめなのはテント倉庫です。
テント倉庫は敷地内に倉庫をもう一つ作成するようなイメージです。
保管量は大きく向上しますが、テント倉庫の建設には建築申請が必要となってくるため、費用対効果についてはしっかりと見極めたうえでの納入をおすすめします。

まとめ

プラットフォーム架台は使っていないトラックバースに架台を設置して有効活用する製品です。
架台には入出荷前の一時保管や、検品などの作業スペースとして利用すると、動線の邪魔にならず、倉庫の効率アップに繋がります。
マルチテナント倉庫などのトラックバースを使わないフロアを全てプラットフォーム架台で埋めてしまうと大きく保管効率アップに繋がります。
様々な用途がありますが、いずれも倉庫にとって大きなメリットがあるため、使っていないトラックバースがある場合は導入を検討してみてください。

当社は創業以来多くのプラットフォーム架台を提案してまいりました。
構造や耐荷重、用途などを含めた起案から施工まで一貫してお手伝いをさせていただくことができます。
プラットフォーム架台をご検討の方はお気軽に以下からお問い合わせください。

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