古くから稼働しているリフト設備。
見た目や性能には問題がなくとも、「今の法令に合っていないかもしれない」という不安を抱えながら使い続けているケースは少なくありません。
特に、人が昇降部分に入れる旧式リフトは、現行の労働安全衛生法上では違法とされるリスクが高く、早期の見直しが求められます。
今回は奈良県の工場にて、既存設備を活かしながら、法令に準拠した安全な垂直搬送機へと再生させた改修事例をご紹介します。
お客様の要望
お客様のご要望は、ズバリ「今ある旧式リフトを、安全かつ合法な仕様にしてほしい」。
とはいえ、全面的な設備更新にはコストも時間もかかるため、現状の構造をできる限り維持したうえで法令に適合させたいというのがポイントでした。
この設備を導入することで何が変わる?
今回の工事では、まず人が昇降空間に立ち入れない“かご部”構造を新設し、安全基準をクリア。
これにより、人の立ち入りリスクをゼロに抑え、合法運用が可能な構造にアップデートされました。
さらに、荷物の運搬性を損なわないよう、台車ごと出し入れ可能なスロープを併設。
実用性と安全性を両立させた設計とし、日常業務の負担を増やすことなく現場環境の改善にもつながりました。
また、安全装置の点検・必要箇所の強化も並行して行い、万が一のトラブルにも備えた万全の対策を講じています。
施工概要
使い慣れた設備を、安全・合法に使い続けるという選択肢
すべてを新しくするのではなく、必要な部分だけを改修するという選択は、コスト面でも運用面でも非常に合理的です。
今回のように、“あと一歩”の工夫で法令に適合し、安全性も向上させることで、長年使い続けてきた設備を再活用することができます。
まとめ
「まだ使えるけど、違法かも…?」と感じている旧式リフト、安全・合法に再生できる方法があります!
かご部設置・スロープ併設・安全装置の見直しで、現場に合った適法化工事を実現します。
同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ当社までご相談ください!
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