• 2026.08.24

ネステナーサポートで収納力アップ|低いパレット荷姿の空間を有効活用

ネステナーサポート
ネステナーサポート

倉庫の保管能力を高めるには、床面積だけでなく高さ方向の空間をどれだけ有効活用できるかが重要です。

ネステナー(スタッキングラック)はパレット単位の保管に便利な設備ですが、荷姿が低い場合には上部にデッドスペースが生まれ、十分に収納力を活かせないことがあります。

今回の事例では、背の低いパレット荷姿の商品を多く扱う倉庫に着脱式のネステナーサポートを導入しました。既存のネステナーを活用しながら保管段を追加することで、従来より1パレット多く保管できる環境を実現した事例をご紹介します。

お客様の課題|ネステナー内の空きスペースを有効活用したい

お客様はすでにネステナーを使用していましたが、保管するパレットの荷姿が低いため、ネステナー内部の高さを十分に活用できていませんでした。

主なご要望は以下のとおりです。

  • 既存のネステナーを活かして収納効率を高めたい
  • 背の低いパレット荷姿に合わせて保管段を増やしたい
  • 限られた倉庫スペースで1パレットでも多く保管したい
  • 荷姿が変わっても対応できる柔軟な設備にしたい
  • 大掛かりな設備更新をせずに保管能力を改善したい

そこで、ネステナー内部にパレットを追加で支持できる着脱式ネステナーサポートを採用しました。

ネステナーサポートとは?ネステナー内に保管段を追加する部材

ネステナーサポートは、ネステナー内部に取り付け、パレットを支持するための部材です。

通常のネステナーでは荷物の上部に空間が残っていても、そのままでは途中にパレットを置くことができません。

そこでサポート部材を設置してパレットを支持できる構造にすることで、低い荷姿で生じていた高さ方向のデッドスペースを保管スペースとして活用できます。

倉庫そのものを増床するのではなく、現在使用している保管設備の使い方を見直して収納力を高められることが大きなポイントです。

着脱式ネステナーサポートを導入した3つのポイント

低いパレット荷姿に合わせて保管段を追加

今回の現場では、ネステナーに対して荷物の高さが低く、上部に空きスペースが発生していました。

そこでネステナーサポートを取り付け、その上にパレットを載せられるようにしました。

これにより、これまで活用できていなかった空間を保管スペースとして利用でき、従来より1パレット多く収納できる構成となりました。

着脱式で荷姿の変化にも対応

ネステナーサポートを固定してしまうと、高さのある荷物を保管するときに使用できなくなる可能性があります。

そのため今回は、必要に応じて取り外せる着脱式を採用しました。

背の低い荷物を保管するときはサポートを取り付け、高さのある荷物を保管するときは取り外すなど、荷姿に合わせた運用が可能です。

取扱商品や在庫構成が変化する倉庫でも、柔軟に保管方法を変更できます。

既存ネステナーを活用して収納力を改善

保管量が増えた場合、ラックの増設や倉庫面積の拡張を検討する方法もあります。

しかし、既存設備に活用できていない空間がある場合は、まず現在の保管方法を見直すことで改善できる可能性があります。

今回のように既存ネステナーへサポートを追加すれば、大規模な設備変更を行わずに高さ方向の収納効率を改善できます。

施工概要

既存のネステナーに着脱式サポートを設置し、その上にパレットを保管できる仕様としました。
  • 施工内容: 着脱式ネステナーサポートの設置
  • 施工地域: 愛知県
  • 業界: 倉庫業

ネステナーサポート導入によるメリット

1パレット分の保管スペースを追加

今回の現場では、ネステナーサポートを取り付けることで、従来の保管方法と比較して1パレット分の収納スペースを追加できました。

同様のネステナーが複数台ある場合は、それぞれの荷姿や設備条件に合わせてサポートを設けることで、倉庫全体の保管能力向上につなげられます。

デッドスペースを削減できる

背の低い荷物では、パレット上部に大きな空間が残る場合があります。

サポートを利用して高さ方向を分割することで、この空間を保管に活用し、ネステナー1台あたりのスペース効率を高められます。

荷姿に応じて保管方法を変更できる

着脱式のため、常に同じ保管形態に固定されません。

商品の入れ替えや季節による在庫構成の変化などに合わせ、サポートの有無を切り替えられる点もメリットです。

既存設備を有効活用できる

ネステナー本体をすべて入れ替えるのではなく、既存設備を活用して改善できるため、保管設備全体を更新する場合と比較して設備投資を抑えられる可能性があります。

ネステナーサポート導入前に確認したいポイント

ネステナーサポートは便利な設備ですが、単純に取り付ければ保管段を増やせるわけではありません。

導入時には、主に以下を確認する必要があります。

  • 既存ネステナーの寸法・仕様
  • パレットのサイズ
  • 荷物を含めたパレットの高さ
  • 1パレットあたりの重量
  • サポートおよびネステナーの許容荷重
  • フォークリフトでの荷役方法
  • パレットを出し入れするために必要なクリアランス

特に重要なのが荷重条件と荷役時のクリアランスです。

収納数だけを優先すると、フォークリフトでパレットを安全に出し入れできなくなる場合があります。

そのため、実際の荷姿や重量、フォークリフトの作業条件まで確認したうえで、適切な仕様を検討することが重要です。

どのような倉庫にネステナーサポートが向いている?

ネステナーサポートは、特にパレットに積載した商品の高さが低く、ネステナー上部に空間が余っている倉庫に適しています。

例えば、

  • 背の低いケース商品をパレット保管している
  • 同じような低い荷姿の商品を多数扱っている
  • ネステナーを増やすスペースがない
  • 倉庫を増床せずに保管量を増やしたい
  • 商品によって荷姿の高さが変わる

といった現場では、保管効率を改善できる可能性があります。

まとめ|ネステナーの高さを活用して倉庫の収納効率を改善

倉庫の収納力を高める方法は、新しいラックを増設したり、保管面積を広げたりするだけではありません。

今回の事例では、既存ネステナーに着脱式ネステナーサポートを追加することで、背の低いパレット荷姿によって生じていたデッドスペースを活用し、従来より1パレット多く保管できるようになりました。

  • ネステナーの収納効率を高めたい
  • パレット上部の空きスペースを有効活用したい
  • 背の低いパレット荷姿を効率よく保管したい
  • 倉庫を増床せずに保管能力を増やしたい
  • 既存のネステナーを活用して改善したい

このような課題がある場合は、ネステナーの入れ替えだけでなく、既存設備に合わせたサポート部材の追加も有効な選択肢です。

ロジカルでは、パレットサイズ・荷姿・重量・既存ネステナーの仕様・フォークリフトの作業条件などを確認し、現場に適した保管方法をご提案します。

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