• 2025.07.11

倉庫の積載高さも「見える化」!鳥よけのれんシート改修で効率と安全を両立

鳥よけ積載超過換気のれんシートカーテン
鳥よけ積載超過換気のれんシートカーテン

物流倉庫では、積載オーバーによる荷崩れや鳥の侵入による衛生リスクが日常的な課題となっています。
特に、積載制限の明示が曖昧な現場では、過積載による事故やトラブルも少なくありません。

本記事では、老朽化した鳥よけのれんシートを「積載高さの見える化」に対応したシートへと改修し、安全性と運用効率を同時に改善した事例をご紹介します。
倉庫の安全管理・省人化に関心のある方は、ぜひ導入の参考にしてください。

お客様の課題:鳥の侵入と荷崩れの頻発

あるお客様では、以下の2点が長年の悩みでした。

  • 鳥よけとして設置していたのれん式のシートが劣化し、十分な防鳥効果を発揮できていなかった
  • パレットやコンベア上の荷物の積載高さが統一されず、過積載による荷崩れ事故が多発していた

このような背景から、「防鳥機能の維持」と「積載ルールの明確化」の両方を叶える改善が求められていました。

改修のポイント:視認性+安全性を両立したのれんシートへ

今回の改修では、単にのれんシートを新しくするだけでなく、インクジェット印刷で積載制限ラインを色分け表示したカスタムシートを製作・設置しました。

改修内容のポイント:

  • 赤・黄のカラー表示で積載高さの目安を明確に
  • 視認性の高いグラフィックで作業員が一目で積載オーバーに気づける
  • 従来同様の鳥よけ・防風機能も維持
  • 簡単に施工可能なのれん式構造で、導入もスムーズ

このような視覚的な工夫により、積載ルールの徹底が図られ、現場全体のリスクが軽減されました。

運用後の変化と効果

新しいのれんシートを導入した現場では、以下のような改善が見られました。

  • 作業員が積載高さを意識するようになり、荷崩れが激減
  • 定期的に確認しなくても、ひと目でルール違反を検知
  • のれんシートとしての防鳥効果・換気性能も維持

安全性と運用効率の両方が向上し、日常的な小さなトラブルを未然に防ぐ効果が期待されています。

まとめ:小さな改修が、大きな改善に

のれんシートのような一見地味な設備でも、視覚的な工夫を加えることで現場の「安全」と「効率」は大きく変わります。
積載高さの見える化は、省人化にもつながる実用的な改善です。

倉庫の安全対策や設備更新にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
貴社の運用課題に合わせた最適な仕様で、改善提案から施工まで一貫してご対応いたします。

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