• 2025.11.28

先入れ先出し?後入れ先出し?導入前に知っておくべき“現場に最適な方式”の選び方

プッシュバックラック
プッシュバックラック

倉庫や保管システムの相談で非常に多いのが、
「FIFO(先入れ先出し)と LIFO(後入れ先出し)、どちらが良いの?」
という質問です。

結論からいえば、
“優れている方式”ではなく、“現場に合う方式”を選ぶことが最適解。

製品特性・運用のクセ・動線・スペース
──これらの条件によって最適な方式は大きく変わります。

この記事では、FIFO/LIFO の違いと、それぞれに向くケース、実際の導入事例をご紹介します。

先入れ先出し(FIFO)と後入れ先出し(LIFO)の違い

◆ 先入れ先出し(FIFO)

先に入れたものから順番に取り出す方式。

向いているケース

  • 賞味期限・使用期限のある商品
  • ロット管理が必須の製品
  • 品質変化が起きやすい保管物
  • 出庫頻度が高く、回転在庫が多い現場

在庫ロス防止・誤出荷防止に効果絶大。


◆ 後入れ先出し(LIFO)

最後に入れたものを先に取り出す方式。

向いているケース

  • 出荷順のルールがない
  • 長期保管・低頻度出庫
  • 限られたスペースを効率的に使いたい
  • 高密度のパレット保管を優先したい

スペース効率が高く、同一SKUが大量にある現場と相性◎。

実例①|先入れ先出し:フローラック

フローラックで回転在庫をスムーズに

お客様の要望

  • 段ボール入り製品を FIFO で効率的に管理したい
  • 入庫と出庫を分けて作業効率を上げたい

採用した設備:フローラック

傾斜ローラーの上に段ボールを置くと、
重力で自動的に“取り出し側”へ流れていく構造。

  • 補充とピッキングが別方向
  • 自然と FIFO が成立
  • 取り違え・滞留在庫の防止
  • 軽量物の大量ピッキングに最適

回転在庫が多い現場には鉄板のソリューションです。

実例②|後入れ先出し:プッシュバックラック

プッシュバックラックで省スペース化

お客様の要望

  • 工場内の保管スペースが足りない
  • 生産品を効率よく保管したい
  • 出荷順はとくに決まっていない

採用した設備:プッシュバックラック

台車(カート)式のスライド構造で、
手前から入れて手前から取り出す LIFO が自然に成立。

  • 通常のパレットラックより高密度
  • 通路縮小で保管数量アップ
  • まとまったロットを前後で収納
  • 工場内の省スペース運用に最適

限られた床面積でも保管力を大幅に増やせます。

【結論】FIFO・LIFOの答えは「製品 × 運用」で決まる

FIFO が絶対に良いわけでも、
LIFO が万能なわけでもありません。

選定に必要なのは、この3要素。

  1. 製品特性(期限・ロット・変質リスク)
  2. 運用頻度(出庫サイクル・作業動線)
  3. スペース条件(通路幅・天井高・保管量)

ロジカルでは、
設備の形だけでなく、運用方法まで含めた最適提案を行い、
現場に合わせた「最適な保管方式」を一緒に選定します。

「どっちが向いているか分からない…」ならご相談ください

  • 在庫ロスを減らしたい
  • 保管効率を上げたい
  • フローラックとプッシュバックラック、どっちが合う?
  • 運用を変えずに保管量を増やしたい

こうした悩みは、現場を見ればすぐに最適解が出せます。

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