【AGV対応ラック設計事例】倉庫の高さを活かしつつ走行動線を確保した高層中量ラック導入

高層ラック
高層ラック

AGV(自動搬送ロボット)を導入した倉庫では、ロボットの走行動線と人の作業スペースを両立させるレイアウト設計が重要です。
今回は、倉庫の天井高を最大限活用しつつ、一段目の棚をAGVが通れる高さに設定した高層中量ラックを50台導入した事例をご紹介します。
収納効率と動線確保を両立し、出荷頻度に応じた棚割りで作業効率も向上しました。

お客様の課題:倉庫高さの有効活用とAGV動線の両立

  • 倉庫の高さを活かし、収納力を最大化したい
  • AGVが走行できるよう一段目の棚下に十分なクリアランスを確保する必要があった
  • 出荷頻度に応じた荷物配置で、人作業の効率化も図りたい

導入内容:AGV対応高層中量ラックの設計・設置

  • 一段目の棚をAGV走行用の高さに設定
  • 天井近くまで使える高層ラック構造を採用し、収納力を向上
  • 出荷頻度に基づき、高頻度品は作業しやすい位置、低頻度品は高所へ配置
  • AGVと人作業の動線が交錯しないレイアウトを実現

施工概要

  • 施工内容:高層中量ラック50台の設計・設置
  • AGV対応仕様:一段目の棚高を調整し、走行ラインを確保
  • 施工期間:5日
  • 施工地域:長野県
  • 業界:自動車部品製造業
  • 施工金額:290万円

AGV対応ラック設計のポイント

AGV走行ラインの確保

  • 一段目の棚を高く設定し、AGVがスムーズに通行可能
  • 棚間距離もAGVの旋回半径に合わせて調整

出荷頻度別の収納配置

  • 作業者の腰〜胸の高さに高頻度出荷品を配置
  • 高所には低頻度品を収納し、省スペース化と作業効率化を両立

倉庫の高さを最大活用

  • 天井までの高さをフル活用し、限られた床面積で収納量を大幅増加
  • AGVとの共存を前提にした高層ラック設計

まとめ:AGV導入倉庫のレイアウト最適化には専用ラック設計が不可欠

AGVを導入した倉庫では、ロボットの走行性能を活かすための高さ設計と動線計画が欠かせません。
今回のように、一段目の棚高を調整した高層ラックを採用することで、AGVのスムーズな走行と人作業の効率化を同時に実現できます。
AGV対応のラック設計や倉庫レイアウトの最適化をご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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