倉庫作業で欠かせない「ピッキング作業」。
その効率を大きく左右するのがラックの選定です。
「スチールラックだと奥の製品が見えづらい」
「上段・下段のピッキングがしづらい」
「出荷件数を増やしたいけど時間が足りない」
そんな悩みを抱える現場で注目されているのが、傾斜ラック(傾斜棚)です。
本記事では、傾斜ラックの特長やメリット、ピッキング効率を上げるための設置ポイントまでわかりやすく解説します。
ー目次ー
傾斜ラック(傾斜棚)とは、棚板に角度をつけた構造を持つ保管棚のことです。
前面が低く、奥が高くなる構造により、収納物の全体が一目で見渡せるのが特徴です。
📦 一般的なスチールラックとの違い
比較項目 | 傾斜ラック | スチールラック |
---|---|---|
視認性 | 高い(奥まで見える) | 低い(奥は見えにくい) |
取り出しやすさ | 高い | 部位によって差がある |
傾斜角調整 | 可能(可変式) | 不可 |
適合業務 | ピッキング作業 | 一般保管 |
傾斜ラックの導入によって、現場で得られるメリットは多岐にわたります。
棚に角度があるため、上段でも中身が見やすくなる。特にケース品や小物の取り出しで効果を発揮。
■ 傾斜角の調整機構
棚板の裏に設けられたスライド式のアングル機構によって、棚ごとに傾斜角を変えることができます。
傾斜角の目安:
製品の滑り落ちやすさ、作業者の目線高さに応じて調整することがポイントです。
傾斜をつけるとケースや商品が滑り落ちるリスクがあるため、以下の対策が必要です。
■ 落下防止の方法
これらは安全性向上だけでなく、製品識別の効率化にも貢献します。
傾斜ラックは、単なる棚の代替ではなく、ピッキング作業を最適化するための戦略的ツールです。
ピッキング作業の効率を改善し、作業者の負荷軽減と出荷スピードアップを実現したい企業様は、ぜひ傾斜ラックの導入をご検討ください。
当社では、現場調査〜設計〜施工〜設置後の運用アドバイスまで一貫対応しています。
製品選定・傾斜角度の設計・導入費用のご相談など、お気軽にお問い合わせください。
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