物流倉庫や工場のトラックバースには、接車時の衝撃を吸収するために当たり止めゴムが設置されています。
当たり止めゴムは、トラックの車体と建物側のバース設備を保護する重要な部材ですが、日々の接車によって少しずつ摩耗・硬化していきます。
劣化したまま使用を続けると、本来の衝撃吸収性能を発揮できず、トラックや建物へのダメージが大きくなる可能性があります。
今回は、神奈川県の物流施設で実施した当たり止めゴムの交換事例をもとに、交換を検討するタイミングや施工時のポイントをご紹介します。
ー目次ー
当たり止めゴムは、トラックがバースへ後退して接車する際に、車体と建物が直接衝突するのを防ぐ緩衝材です。
主にトラックバースやドックシェルター周辺に設置され、接車時の衝撃を受け止めます。
当たり止めゴムが正常な状態であれば、
といった効果が期待できます。
一方で、長期間使用するとゴムそのものが硬くなり、クッション性能が低下していきます。
今回のお客様からは、
「長年使用している当たり止めゴムが硬くなり、ひび割れも目立っている。トラックや建物を傷める前に新品へ交換したい」
というご相談をいただきました。
現地を確認したところ、ゴムの表面にはひび割れや摩耗が見られ、弾力も低下していました。
そこで、既存ゴムを撤去し、現場条件に合わせた新品の当たり止めゴムへ交換しました。
交換時期は使用年数だけで判断するのではなく、実際の状態を確認することが重要です。
ゴム表面に細かな亀裂が増えてきた場合は、経年劣化が進んでいるサインです。
さらに劣化すると一部が欠けたり、接車時の衝撃で破損したりする可能性があります。
見た目に大きな損傷がなくても、ゴムが硬化している場合があります。
指で押してもほとんど弾力を感じない状態では、接車時の衝撃を十分に吸収できない可能性があります。
接車回数が多いバースでは、ゴム表面が少しずつ削られていきます。
厚みが減るとトラックと建物の距離が近くなり、車体や壁面への接触リスクが高まります。
ゴム本体だけでなく、ボルトや取付金具の状態も確認が必要です。
固定部が緩んでいると、接車時にゴムがずれたり脱落したりする可能性があります。
今回の工事では、トラックバースの寸法や接車状況を確認したうえで、適したサイズ・仕様の当たり止めゴムを選定しました。
まず、劣化した既存の当たり止めゴムを撤去しました。
取り外した後は、取付面や固定部分に損傷がないかを確認し、新しいゴムを安全に固定できる状態へ整えました。
当たり止めゴムは、どこに取り付けても同じ効果が得られるわけではありません。
実際にトラックが接触する高さや位置を考慮し、衝撃を適切に受け止められる場所へ施工しました。



新品のゴムによって接車時の衝撃を吸収しやすくなり、車体への負担を抑えられます。
衝撃が直接壁面や構造物へ伝わるのを抑え、トラックバース設備の損傷防止につながります。
適切な位置に当たり止めゴムが設置されていることで、ドライバーが安心して所定位置まで後退しやすくなります。
当たり止めゴムは比較的小規模な部材ですが、劣化を放置して建物やドック設備まで損傷すると、修繕範囲が大きくなる場合があります。
早めに交換することで、設備全体の保全にもつながります。
当たり止めゴムを選定する際は、サイズだけでなく、現場でどのような車両が接車しているかを確認することが重要です。
例えば、
などによって、適したゴムの寸法や取付方法が変わります。
既製品で対応できない場合は、現場条件に合わせて仕様を検討することで、より効果的な衝撃対策が可能です。
トラックバースの当たり止めゴムは、目立たない設備ですが、トラックと建物の両方を守る重要な役割を担っています。
ひび割れ、硬化、摩耗、固定部の緩みなどが見られる場合は、本来の衝撃吸収性能が低下している可能性があります。
今回の施工では、劣化した当たり止めゴムを新品へ交換することで、接車時の衝撃を抑え、安全で使いやすいトラックバース環境を整えました。
ロジカルでは、トラックバースの状態や接車する車両を確認したうえで、当たり止めゴムの選定・交換工事をご提案しています。
「ゴムが硬くなってきた」「ひび割れや摩耗が気になる」「接車時の衝撃を減らしたい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。
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