• 2025.12.15

工場設備の“地味だけど重要”なドア修理の話

鉄扉交換
鉄扉交換

工場や倉庫の設備というと、どうしても大型機械や生産ラインの話題に目が向きがちです。
しかし実際の現場では、毎日何度も使う「出入口の扉」こそが、作業性や安全性に直結する重要な設備だったりします。

今回は、そんな“地味だけど見逃せない”鉄扉の修理事例をご紹介します。

きっかけは「閉まり方が変」

ご相談いただいたのは、工場入口に設置された鉄扉。
ドアクローザーを交換したあとから、

  • 扉の閉まり方がおかしい
  • 上と下で動きにズレがある
  • なんとなく歪んでいる気がする

といった違和感が出てきた、という内容でした。

一見すると「ちょっとした調整不足」にも思えますが、
現地で詳しく確認すると、問題はもう一段深いところにありました。

原因は“見えない負荷の蓄積”

現場で確認したところ、
上部と下部で扉の動きにズレが生じており、その影響で扉本体に継続的なねじれ負荷がかかっている状態でした。

ドアクローザーの力は意外と強く、
扉側の強度が不足していると、

  • 少しずつたわむ
  • 開閉のたびに歪みが進行する
  • 最終的には閉まらない・当たる・音が出る

といったトラブルにつながります。

気づかないうちに進行してしまうのが、この手の不具合の怖いところです。

対応内容|「調整」ではなく「交換」という判断

今回は、その場しのぎの調整ではなく、
変形しにくい厚みのある鉄扉への交換をご提案しました。

新しい扉は、

  • ドアクローザーの力に耐えられる十分な剛性
  • 長期間の開閉にも歪みが出にくい構造
  • 日常使用を前提とした安定した閉まり方

を重視した仕様。

結果として、閉まり方の違和感は完全に解消され、
再発の心配もない状態になりました。

「小さな不具合」が現場ストレスを生む

扉の不調は、

  • 毎回力が必要になる
  • 音が出て気になる
  • きちんと閉まっているか不安

といった、小さなストレスの積み重ねにつながります。
それが結果的に作業効率や安全意識の低下を招くことも、実は少なくありません。

見た目は地味でも、
「ちゃんと動く」「気にせず使える」ことの価値は非常に大きいのです。

まとめ

工場や倉庫の設備トラブルは、
必ずしも大きな機械だけが原因とは限りません。

  • ドア
  • シャッター
  • 間仕切り
  • 手すり

こうした日常的に使う設備ほど、現場への影響は大きいものです。

ロジカルでは、
「これって頼んでいいのかな?」と思われがちな小さなお困りごとでも、
現地をしっかり確認した上で、最適な対応をご提案しています。

違和感を感じたら、それは立派な“相談理由”。
工場・倉庫のお困りごとは、ぜひお気軽にご相談ください。

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