• 2026.07.02

パレットラックの棚板にパーチクルボードを使うメリットと注意点|倉庫に適した棚板の選び方

パーチクルボード敷きパレットラック
パーチクルボード敷きパレットラック

倉庫や物流センターで使われるパレットラックは、限られたスペースで保管効率を高めるために欠かせない設備です。

その中で意外と重要なのが、棚板の素材選びです。

一般的には、

  • スチールメッシュ
  • 合板
  • 鉄板

などが使われますが、近年注目されているのがパーチクルボード棚板です。

特に、

  • コストを抑えたい
  • 軽量商品を保管したい
  • 小物を安定して置きたい

という現場では採用が増えています。

しかし一方で、用途を間違えると破損やたわみの原因にもなるため注意が必要です。

今回は、パレットラックの棚板にパーチクルボードを使うメリットと注意点を詳しく解説します。

パーチクルボードとは?

パーチクルボードとは、木材チップや木くずを接着剤で固めて圧縮成型した板材です。

家具や建材でも広く使われており、比較的安価で加工しやすい素材として知られています。
倉庫ラック用として使用する場合、一般的には以下が目安になります。

  • 厚み12mm〜30mm
  • 推奨厚み18mm以上

積載荷重やラックスパンに応じた厚み選定が重要です。

パレットラックにパーチクルボードを使う5つのメリット

導入コストを抑えられる

スチール棚板や鉄板に比べて材料費を抑えられるため、大規模なラック導入でも初期費用を軽減できます。
特に保管量が多い倉庫では大きな差になります。

軽量で扱いやすい

棚板自体が比較的軽いため、交換や移設作業がしやすくなります。
現場メンテナンス性にも優れています。

荷物が滑りにくい

スチール棚板より摩擦が大きく、段ボールやケース商品が安定しやすい特徴があります。
ピッキング時の荷崩れ防止にもつながります。

現場加工しやすい

サイズ調整や切り欠き加工がしやすいため、現場に合わせた柔軟な対応が可能です。
イレギュラーな形状のラックにも対応しやすい素材です。

見た目が整いやすい

フラットな仕上がりになるため、小物管理や整理整頓がしやすく、倉庫全体の見栄えも良くなります。

パーチクルボード使用時の注意点

重量物保管には向かない

パーチクルボードは点荷重に弱い特性があります。

特に、

  • メッシュボックス
  • ドラム缶
  • 重量機械部品

など四点集中荷重がかかる保管には不向きです。
こうした場合は鉄板敷きやスチール棚板が適しています。

湿気・水濡れに弱い

吸湿すると膨張や劣化が起きやすくなります。
以下の環境では注意が必要です。

  • 屋外保管
  • 冷凍冷蔵倉庫
  • 高湿度倉庫

必要に応じて防水加工を検討します。

耐火性が低い

木質素材のため可燃性があります。
火気周辺や危険物保管エリアでは使用条件の確認が必要です。

定期点検が必要

長期使用では、

  • たわみ
  • 割れ
  • 表面剥がれ

が発生する場合があります。
定期点検を前提とした運用が重要です。

パーチクルボードが向いている倉庫とは?

以下のような用途に適しています。

軽量ケース商品の保管

ケース物・段ボール保管に最適です。

ピッキング作業中心の倉庫

滑り止め効果があり作業しやすくなります。

小物部品管理

細かな部品を安定して置けます。

低コストで棚板を増やしたい現場

コストパフォーマンスを重視する場合に有効です。

事例:パーチクルボード棚板を導入した倉庫

ある物流倉庫では、軽量商品を大量に保管するため、スチール棚板ではコストが高いという課題を抱えていました。
そこで、パーチクルボードを採用した結果、以下の効果が得られました。

  • 棚板コストを約30%削減
  • 滑り止め効果によりピッキング時の荷崩れを減少
  • 作業員が容易に交換でき、メンテナンス性が向上

ただし、湿気による劣化を防ぐために防水加工と定期点検を組み合わせる運用が行われています。

まとめ

パレットラックの棚板にパーチクルボードを使うことで、

  • コスト削減
  • 作業性向上
  • 保管安定性向上

といったメリットがあります。

ただし、

  • 重量物
  • 湿気環境
  • 危険物保管

には注意が必要です。

保管物の特性に合わせて最適な棚板を選ぶことが、倉庫効率化の重要なポイントです。
ロジカルでは、保管物・荷重・現場運用に合わせた最適なパレットラック設計をご提案しています。

パレットラックの棚板選定や新設をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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