倉庫や物流センターで使われるパレットラックは、限られたスペースで保管効率を高めるために欠かせない設備です。
その中で意外と重要なのが、棚板の素材選びです。
一般的には、
などが使われますが、近年注目されているのがパーチクルボード棚板です。
特に、
という現場では採用が増えています。
しかし一方で、用途を間違えると破損やたわみの原因にもなるため注意が必要です。
今回は、パレットラックの棚板にパーチクルボードを使うメリットと注意点を詳しく解説します。
ー目次ー
パーチクルボードとは、木材チップや木くずを接着剤で固めて圧縮成型した板材です。
家具や建材でも広く使われており、比較的安価で加工しやすい素材として知られています。
倉庫ラック用として使用する場合、一般的には以下が目安になります。
積載荷重やラックスパンに応じた厚み選定が重要です。
スチール棚板や鉄板に比べて材料費を抑えられるため、大規模なラック導入でも初期費用を軽減できます。
特に保管量が多い倉庫では大きな差になります。
棚板自体が比較的軽いため、交換や移設作業がしやすくなります。
現場メンテナンス性にも優れています。
スチール棚板より摩擦が大きく、段ボールやケース商品が安定しやすい特徴があります。
ピッキング時の荷崩れ防止にもつながります。
サイズ調整や切り欠き加工がしやすいため、現場に合わせた柔軟な対応が可能です。
イレギュラーな形状のラックにも対応しやすい素材です。
フラットな仕上がりになるため、小物管理や整理整頓がしやすく、倉庫全体の見栄えも良くなります。
パーチクルボード使用時の注意点
パーチクルボードは点荷重に弱い特性があります。
特に、
など四点集中荷重がかかる保管には不向きです。
こうした場合は鉄板敷きやスチール棚板が適しています。
吸湿すると膨張や劣化が起きやすくなります。
以下の環境では注意が必要です。
必要に応じて防水加工を検討します。
木質素材のため可燃性があります。
火気周辺や危険物保管エリアでは使用条件の確認が必要です。
長期使用では、
が発生する場合があります。
定期点検を前提とした運用が重要です。
以下のような用途に適しています。
ケース物・段ボール保管に最適です。
滑り止め効果があり作業しやすくなります。
細かな部品を安定して置けます。
コストパフォーマンスを重視する場合に有効です。
事例:パーチクルボード棚板を導入した倉庫
ある物流倉庫では、軽量商品を大量に保管するため、スチール棚板ではコストが高いという課題を抱えていました。
そこで、パーチクルボードを採用した結果、以下の効果が得られました。
ただし、湿気による劣化を防ぐために防水加工と定期点検を組み合わせる運用が行われています。
パレットラックの棚板にパーチクルボードを使うことで、
といったメリットがあります。
ただし、
には注意が必要です。
保管物の特性に合わせて最適な棚板を選ぶことが、倉庫効率化の重要なポイントです。
ロジカルでは、保管物・荷重・現場運用に合わせた最適なパレットラック設計をご提案しています。
パレットラックの棚板選定や新設をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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