老朽化や設備更新に伴い、自動倉庫の解体が必要になるケースが増えています。高さがあり構造も複雑な自動倉庫では、倒壊リスクの制御や、壁・床への影響を最小限に抑える施工が求められます。
本記事では、火気を使わず、安全かつ確実に支柱を撤去した実例をもとに、リスクを抑えた自動倉庫解体の施工ポイントをご紹介します。
自動倉庫の解体で注意すべきポイント
- 支柱の高さによる倒壊リスク
- ガス切断による火災・発熱リスク
- スプリンクラー・消火設備への影響
- 壁・床・周辺機器への損傷リスク
このような現場では、構造を理解した業者でなければ、安全・確実な解体は困難です。
【施工事例】自動倉庫+中二階の安全解体と設備再構成
お客様の要望
- 不稼働の自動倉庫を撤去して維持費を削減したい
- 壁や床を傷つけず、可能な限り火気を使わずに対応してほしい
- スプリンクラーや消火設備にも配慮した施工をお願いしたい
施工概要
- 施工内容:自動倉庫の解体、スプリンクラー・除湿機・消火栓の配管変更、消防申請対応
- 施工地域:愛知県
- 施工期間:2か月
- 施工対象:製造業向け工場施設
倒壊を防ぐ「1本ずつ吊り下げ解体」とは?
自動倉庫を端から1本ずつ解体中
自動倉庫を端から1本ずつ解体中
自動倉庫を端から1本ずつ解体中
クレーンで吊りながら解体
クレーンで吊りながら解体
クレーンで吊りながら解体
- 支柱のアンカーを端から順に手作業で解除
- クレーンで1本ずつ吊り上げて撤去し、バランスを制御
- 複数箇所を同時に崩さず、倒壊や落下のリスクを回避
火気を使わない解体で安全性を確保
- ガス切断ではなく、火花や熱が発生しにくい工具を使用
- 消防設備や配線ルートに配慮し、構内火災リスクを極力抑制
- 解体に伴うスプリンクラー移設や消防申請もワンストップで対応
ロジカルの自動倉庫解体はここが違う
- 自動倉庫の構造を熟知した技術者が現場に最適な手順を設計
- 火気を使わず、安全性と近隣環境への配慮を両立
- 設備系統・消防まわりの調整も一貫対応でスムーズに進行
まとめ
自動倉庫の解体には、「構造理解」と「安全対策」が不可欠です。ロジカルでは、火気を使わず、1本ずつ丁寧に支柱を取り外す独自工法により、倒壊・火災・周辺損傷のリスクを最小限に抑えた解体を実現しています。
老朽化設備や不稼働の自動倉庫の撤去を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。