• 2026.02.27

パレットサイズがバラバラでもOK!対応力で選ぶラックとレイアウト設計

倉庫新設 パレットラック 中軽量ラック
倉庫新設 パレットラック 中軽量ラック

新たに倉庫を構える際、多くの管理者様が最初に直面するのが「ラックの種類」と「レイアウト設計」です。
特に、パレットサイズが統一されていない倉庫では、保管効率・安全性・作業動線のすべてを同時に考慮する必要があります。

本記事では、パレットサイズが混在する環境でも、安全かつ効率的な保管を実現したラック導入事例をご紹介します。
新設倉庫の立ち上げやレイアウト再設計をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

お客様の要望

埼玉県の鋼材メーカー様より、次のようなご相談をいただきました。

  • 新設倉庫にラックを導入したい
  • パレットサイズが一定ではない
  • フォークリフト作業と人によるピッキングを両立したい
  • 収納力と安全性を確保したい

特に課題となっていたのが、サイズの異なるパレットを安定して保管できないことでした。
規格外パレットや荷姿の異なる製品が混在するため、一般的なパレットラックでは対応が難しい状況でした。

課題解決のポイント|パレットラック+中軽量ラックの併用設計

① パレットサイズ混在に対応するパレットラック構造

サイズが異なるパレットへの対策として、パレットラックの棚面に高強度パーチクルボードを敷設しました。

これにより、

  • パレット寸法に左右されない保管が可能
  • 荷物の直接置きが可能
  • 落下・ズレ防止による安全性向上
  • 小ロット・不定形荷物への対応力向上

といった効果を実現しています。

通常のビームのみ構成と異なり、デッキ材を敷設することで「面」で荷重を受けられるため、保管の柔軟性が大きく向上します。

② フォークリフト動線を最適化した通路設計

パレットラックエリアは、フォークリフトの旋回半径・通路幅を考慮したレイアウト設計を実施しました。

ポイントは以下の通りです。

  • 必要通路幅の確保(安全基準準拠)
  • 入出庫頻度を考慮したゾーニング
  • デッドスペースの最小化
  • 一方通行動線による接触リスク低減

これにより、入出庫効率と安全性を同時に向上させました。

③ 人によるピッキング作業を想定した中軽量ラック配置

小物・部材系の保管には中軽量ラックを採用しました。

  • 作業者の手が届く高さ設計
  • ピッキング導線を短縮する配置
  • 補充作業と出荷作業の干渉防止

パレット保管エリアと明確にゾーニングすることで、フォークリフトと人作業の動線を分離し、事故リスク低減にもつなげています。

施工概要

  • 施工内容: パレットラック+中軽量ラック導入、レイアウト設計
  • 施工地域: 埼玉県
  • 業界: 鋼材メーカー

ラックとレイアウト設計で変わる“倉庫の使いやすさ”

ラックは「設置すれば終わり」の設備ではありません。
重要なのは、以下を総合的に設計することです。

  • 保管物の特性(重量・形状・荷姿)
  • パレット規格のばらつき
  • 在庫回転率
  • フォークリフト仕様
  • 作業動線(入庫・保管・ピッキング・出荷)

これらを整理せずにラックを選定すると、

  • 通路が狭くなる
  • デッドスペースが増える
  • 作業効率が低下する
  • 安全リスクが高まる

といった問題が発生します。

一方で、事前ヒアリングと現地調査を踏まえた設計を行うことで、保管効率・作業効率・安全性を同時に高める倉庫構築が可能になります。

まとめ|パレットサイズがバラバラでも最適解はある

「パレットサイズが統一されていないから難しい」
そう感じるケースこそ、設計力が問われます。

ラックの選定とレイアウト設計を最適化することで、

  • 柔軟な保管対応
  • 安全な作業環境
  • 無駄のないスペース活用
  • 将来の拡張にも対応可能な構成

を実現できます。

新設倉庫の立ち上げや既存倉庫のレイアウト見直しをご検討中の方は、ぜひロジカルへご相談ください。
現場条件を整理し、最適なラック仕様と動線設計をご提案いたします。

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