• 2025.06.30

長尺物の保管に適したラックの選び方:立て掛けラックとバーラックの違いと選定ポイント

長尺物(パイプ、棒材、ガラスなど)の保管においては、スペース効率、安全性、出し入れのしやすさが重要なポイントです。代表的な保管方法として「立て掛けラック」と「バーラック」があり、それぞれ特性や用途が異なります。本記事では両者の違いや選定時の注意点、導入事例を交えて解説します。

立て掛けラックとは

立て掛けラックは、軽量な長尺物(塩ビパイプ、アルミパイプ、ガラス板など)を縦に立てて保管するための専用ラックです。

特徴

  • 上部空間を有効活用でき、スペース効率が高い
  • 商品を仕切りごとに分類して収納可能
  • 荷物の出し入れは基本的に手作業

適した保管物

  • 軽量なパイプ類
  • ガラスなど積み重ねに不向きな製品

バーラックとは

バーラックは、重量物の長尺物を横向きに収納するためのラックです。

特徴

  • アームに製品を載せて保管
  • フォークリフトやクレーンによる出し入れが可能
  • 耐荷重設計で重量物にも対応

適した保管物

  • 水道管・鋼材・シリンダーなどの重量長尺物

選定ポイント:どちらを選ぶべきか?

選定は以下の基準をもとに行います。

立て掛けラックバーラック
保管物の重量軽量物重量物
出し入れ方法手作業フォークリフト等 搬送機器

納入事例紹介

住設機器販売会社様(立て掛けラック)

パイプの保管に困っていたお客様に対し、立て掛けラックを提案。床置きからラック保管へ切り替えることで、保管効率と作業効率が向上。仕切りを多めに設置し、製品分類を明確化。

重量物保管(バーラック)

フォークリフトでの荷下ろしを想定した横置き式バーラックを納入。個別に引き出し可能な構造を採用し、大型シリンダーなどを安全に管理。キャスター付き仕様の納入事例もあり、移動性と安全性を両立。

まとめと導入のご相談案内

長尺物の保管には「立て掛けラック」と「バーラック」の2種類がありますが、保管物の重量や出し入れ方法、安全性を踏まえて選定することが重要です。

当社は長尺物を含む特殊な保管ソリューションの提案に長けており、豊富な実績があります。最適なラック選びに迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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