工場や倉庫での重量物保管には、安全性と作業性の両立が求められます。
今回は、100kg〜1t超えの重量コイルを効率よく保管・出し入れするために設計された「スライド式コイルラック」の導入事例をご紹介します。
お客様の要望
奈良県のお客様より、
「重量のあるコイルを天井クレーンで安全に出し入れしたいが、上下段の干渉や作業効率の悪さがネックになっている」というご相談をいただきました。
特に、下段にあるコイルを取り出す際に、上段が邪魔になる構造に課題を感じておられました。
この設備を導入することで何が変わる?
導入したのは、特注仕様のスライド式コイルラックです。
ラックの各段が引き出しのように手前にスライド可能な構造となっており、
天井クレーンでの作業時に上段を引き出すことで下段のコイルに干渉せずアクセス可能となりました。
また、コイルの重量は100kgから1,000kg以上と幅があるため、
スライド中も安定性を保てる堅牢なフレーム設計を採用。
さらに、操作性を向上させるために手すり付き構造と軽い力で引き出せる設計となっており、
一人でもスムーズに作業ができる仕様になっています。
保管部には丸型の転がり止めを装備し、コイルの転倒や損傷を防止。
さらに、地震などの万一の飛び出し事故に備えた、脱着式の飛び出し防止バーも搭載しています。
施工概要
操作性と安全性を両立したコイル保管の新スタイル
重量物の保管は、ただ強固なだけでは足りません。
作業者の負担軽減と現場全体の効率化を意識した構造設計こそが、
長期的に安全で無理のない運用に直結します。
スライド式ラックは、特にクレーン作業との相性が良く、下段アクセスを劇的に改善できるソリューションです。
まとめ
「取り出しにくい」「安全面が不安」そんなお悩みを、スライド式コイルラックで一気に解消しませんか?
ロジカルでは、用途に応じた完全オーダーメイドのラック設計・施工を行っています。
重量物保管の見直しをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
関連ワード
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
このコラムを読んだ方は次の記事も合わせて読むと、さらに御社の倉庫や工場のレベルアップに繋がると思います。ぜひご覧ください!
倉庫の設備のことなら
東京ロジカルにお任せください!
お電話 : 03-6658-4419