• 2025.10.31

地震に備える!危険物保管庫に耐震仕様の中量棚を導入

危険物保管ラック
危険物保管ラック

危険物を取り扱う倉庫や工場では、建築基準法施行令消防法に基づいて、一定以上の耐震性能や落下防止措置が義務付けられています。
特に、危険物保管庫に設置される棚は、地震時の転倒・落下による二次災害防止のため、法令適合設計が欠かせません。

今回は、新設された危険物保管庫において、耐震仕様の中量棚を導入した事例をご紹介します。

お客様の要望

  • 新設する危険物保管庫に棚を設置したい
  • 建築基準法・消防法に準拠した耐震対応棚にしたい
  • コストを抑えながら、安全性を確保したい

この設備を導入することで何が変わる?

今回納入した中量棚は、水平震度係数0.3を満たす耐震仕様
床面にはアンカー固定を施し、**側面には免震用ブレース(筋交い)**を設置することで、地震による横揺れにも強い構造としました。

また、「コストも抑えたい」というご要望に応えるため、落下防止チェーン方式を採用。
バータイプに比べて費用を抑えつつ、必要な強度と安全性を確保しています。

これにより、

  • 棚の転倒防止
  • 保管物の落下防止
  • 地震発生時の二次災害リスクの低減

といった効果を実現しました。
日常の安全性を高めるだけでなく、万が一の有事にも備えた安心の保管環境が整いました。

施工概要

  • 施工内容: 危険物保管庫内 中量棚新設(耐震・落下防止対応)
  • 施工地域: 関東某所
  • 業界: 3PL業界(化学・塗料・燃料など危険物関連商品を保管するため)

耐震棚を導入するという安心の選択肢

危険物保管庫では、棚そのものの強度だけでなく、設置方法や揺れに対する耐性も重要です。
今回のように、法令適合設計の耐震棚を導入することで、法的リスクの回避と安全性の担保が可能になります。

また、落下防止チェーンなどの工夫を取り入れることで、コストを抑えた最適設計も実現できます。

まとめ

危険物保管庫における安全対策は、「棚選び」から始まります。
耐震性・落下防止・コストのバランスを考慮しながら、現場に最適な設備を導入することで、災害時にも安心できる保管体制を構築できます。

倉庫の新設や既存設備の見直しをご検討中の方は、ぜひ当社までご相談ください。

関連ワード

一覧へ戻る