危険物を取り扱う倉庫や工場では、建築基準法施行令や消防法に基づいて、一定以上の耐震性能や落下防止措置が義務付けられています。
特に、危険物保管庫に設置される棚は、地震時の転倒・落下による二次災害防止のため、法令適合設計が欠かせません。
今回は、新設された危険物保管庫において、耐震仕様の中量棚を導入した事例をご紹介します。
お客様の要望
今回納入した中量棚は、水平震度係数0.3を満たす耐震仕様。
床面にはアンカー固定を施し、**側面には免震用ブレース(筋交い)**を設置することで、地震による横揺れにも強い構造としました。
また、「コストも抑えたい」というご要望に応えるため、落下防止チェーン方式を採用。
バータイプに比べて費用を抑えつつ、必要な強度と安全性を確保しています。
これにより、
といった効果を実現しました。
日常の安全性を高めるだけでなく、万が一の有事にも備えた安心の保管環境が整いました。
        危険物保管庫では、棚そのものの強度だけでなく、設置方法や揺れに対する耐性も重要です。
今回のように、法令適合設計の耐震棚を導入することで、法的リスクの回避と安全性の担保が可能になります。
また、落下防止チェーンなどの工夫を取り入れることで、コストを抑えた最適設計も実現できます。
危険物保管庫における安全対策は、「棚選び」から始まります。
耐震性・落下防止・コストのバランスを考慮しながら、現場に最適な設備を導入することで、災害時にも安心できる保管体制を構築できます。
倉庫の新設や既存設備の見直しをご検討中の方は、ぜひ当社までご相談ください。
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