会社によって製品や保管量にロケーション、あるいはピッキングの仕方に頻度など保管一つでも会社によってかなり性格が異なってきます。
でも保管ラックは通常仕様で使われている場合が珍しくありません。
保管ラックも自社仕様にカスタマイズをすると、生産性がアップするのをご存知でしたか?
今回は保管ラックに使えるオプションで、今のラックをパワーアップさせる方法をお伝えします。
自社倉庫のラックをカスタマイズせずにそのまま使っている場合は、きっと能力アップの伸びしろがあると思います。
自社のお困りごとと照らし合わせながら、解決できるオプションを探してみてください。
ピッキングのときに次の場所を探すのに苦労したことはありませんか?
そんなときに役立つラックがロケーションプレートです。
よく書店や図書館にもこんな感じでロケーションプレートが本棚についています。
倉庫が広かったり、製品がたくさんある場合は移動距離も増えてきます。
そんなときに遠くから一目で目的のラックがわかれば、ピッキングに使う時間を減らすことができます。
また、ロケーションプレートはラックだけでなく、ステーションなど場所が一目でわかると便利なところにも使えます。
ケースなどに入れずに製品を直置きして保管している会社様もたくさんありました。
多くの製品を直置きで保管していると隣の製品と混じってしまう可能性があります。
直置きしている製品が混ざってはいけない場合、仕切り板を導入することで誤出荷を防止することができます。
仕切り板には丈夫なスチール製のものから、製品が見やすい透明、仕切り位置が見やすいカラーのものなど様々な種類があります。
自社の入出庫やピッキングに最適な素材の仕切り板を導入しましょう。
ケースと一緒に仕切り板を使うこともおすすめです。
先ほどの仕切り板と同じく、ロケーションを分けている製品が混ざることを防止してくれる段ボールケースもおすすめです。
仕切り板と同じような機能ですが、
通常のラックでは前面や側面が開いているため、保管物に埃や塵など汚れがついてしまいます。
お客様の手元に届く商品が汚れていることは喜ばれるものではありません。
そんなときに便利なのが開閉が可能なカーテンを付けることです。
カーテンは基本的に上部にレールがついていて、スライドして開けるタイプが多いです。
紫外線に弱い商品を保管する場合には、日の光が当たらないように、スクリーンを設置する場合もあります。
通常ラックは移動させず据え置くことが多いですが、キャスターを取り付ければラックの移動が可能です。
頻繁にレイアウトを変更させる倉庫などにおすすめです。
ラックには地震が起きたときに荷物の落下をせき止める落下防止対策があります。
地震大国である日本には必須の対策方法で、お客様の荷物が落下して破損を防ぐこと、従業員の頭上への落下を防止するためでもあります。
落下防止対策は様々な方法があるため、自社に適した対策方法を選ぶことが大切です。
以下のコラムにて、落下防止対策の記事について記載していますのでご覧ください。
ラックの機能は「保管、整理、ピッキング」ですが、荷物が見やすく、ピッキングが容易な形状をご存知ですか?
実はラックの棚板に傾斜を付けた仕様にすると、ラックの荷物の出し入れ、商品の見やすさが向上します。
ピッキングが頻繁に発生するため時間を削減したいという方や、ラックの背が高く荷物の出し入れがしにくいなどお困りの場合は、この傾斜ラックが大活躍してくれるでしょう。
傾斜ラックについて詳しい記事を別途書いておりますので、傾斜ラックが気になる方はぜひこちらもお読みください!
ラックの上端同士をアングル材という部材で繋ぎ合わせて、地震の横揺れを抑える効果があります。
こちらも地震対策として押さえておきたい対策方法です。
天つなぎは背の高いラックほど上段の揺れが大きくなるため、対策効果も大きくなってきます。
パレットラックなど重量ラックには固定用のアンカーボルトを床に打設しますが、通常のスチールラックにはアンカーを打つことはありません。
ただ、スチールラックにもアンカーを打設することで、地震対策を行うことができます。
絶対に落としてはいけない荷物が乗っていたり、重量物が保管されている場合にアンカー打設することをおすすめします。
保管量やピッキング方法、それに気を付けるポイントなど会社によってラックに求めることは様々ですが、多くの場合は購入したラックをそのまま使っています。
通常のラックにオプションを付けることで、自社の運用方法に最適なラックへとカスタイマイズをすることができます。
カスタマイズをすることによって、自社の倉庫や工場の出荷能力の向上や生産性の向上、安全性の向上など様々なメリットが挙げられます。
今あるラックを使って更なるパワーアップを検討している方は、ぜひオプションの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、自社の倉庫や工場にはどういったオプションが最適なのかわからない、または、能力向上を阻んでいる課題がなんなのかわからないという方も多くいらっしゃいます。
当社はラック屋として創業して以来、ラックを中心に倉庫の能力を最大化する提案を得意としてきました。
自社のラックにどのオプションが最適かわからない、自社のラックの能力を最大化したいという方はお気軽にご連絡ください。
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