工場で扱う部品は、種類やサイズが多く、保管方法が適切でないと「必要な部品が見つからない」「異なる部品が混在する」といった問題が発生します。
さらに、粉塵やほこりが多い製造現場では、保管中の部品に汚れが付着し、使用前の清掃作業や品質確認に余計な時間がかかることもあります。
今回は、大阪府の精密部品製造業のお客様に、可動式の仕切りと前面カーテンを備えた中量ラックを導入した事例をご紹介します。部品の仕分けと防塵対策を同時に行うことで、保管品質と作業効率を改善しました。

ー目次ー
今回の現場では、複数の精密部品を同じ保管エリアで管理していました。
しかし、部品ごとの区分が分かりにくく、目的の部品を探す時間が発生していました。また、周囲の作業で発生するほこりが部品に付着し、使用前に清掃しなければならないことも課題でした。
お客様からは、次のようなご要望をいただきました。
そこで、中量ラックに可動式の仕切りと透明カーテンを組み合わせた保管方法をご提案しました。
中量ラックの各段に仕切りを設け、部品を種類やサイズごとに区分できるようにしました。
保管場所を明確にすることで、異なる部品の混在を防ぎ、誰でも同じルールで収納・取り出しができる環境を整えています。
今回採用した仕切りは、取り外しや位置変更ができる可動式です。
保管する部品の大きさや数量が変わった場合でも、仕切りの間隔を調整することで柔軟に対応できます。専用棚を作り直す必要がなく、将来的な品種変更にも対応しやすい構造です。
収納位置が分かりやすくなったことで、必要な部品を目視で確認し、すぐに取り出せるようになりました。
部品を探すために棚の中を入れ替える作業が減り、ピッキング時間の短縮や取り違え防止につながっています。
ラック前面には、開閉可能な透明ビニールカーテンを設置しました。
使用時以外はカーテンを閉じることで、作業場から飛散するほこりがラック内へ入りにくくなります。密閉された保管庫を新設するよりも簡易的で、既存の作業環境へ導入しやすい防塵対策です。
透明なシートを採用しているため、カーテンを閉じた状態でもラック内の部品を確認できます。
在庫状況や保管場所を確認するたびにカーテンを開ける必要がなく、作業性を損なわずに防塵性能を確保しています。
カーテンは、日常的な部品の出し入れを考慮して、軽い操作で開閉できる仕様としました。
防塵設備を追加してもピッキング作業が煩雑にならず、必要な部品へスムーズにアクセスできます。


今回の施工では、収納設備を大規模に変更することなく、部品保管で課題となっていた整理整頓と防塵対策を同時に改善しました。
部品ごとの定位置管理が可能になったことで、棚を探す時間や取り違えが減り、日常の作業がスムーズになっています。
また、前面カーテンによって部品へのほこりの付着を抑えられるため、使用前の清掃や確認にかかる負担も軽減されました。
中量ラックの収納力を活かしながら、現場に必要な機能だけを追加したことで、コストと実用性のバランスが取れた保管環境を実現しています。
部品保管を改善する際は、ラックの大きさや耐荷重だけでなく、保管物の種類、出し入れの頻度、周囲の環境まで確認することが重要です。
種類が多い部品には、保管区画を変更できる可動式仕切りが適しています。一方、粉塵が発生する現場では、前面カーテンや側面・背面パネルなどを組み合わせることで、防塵性能を高められます。
頻繁に使用する部品を作業者の腰から胸付近へ配置し、使用頻度の低い部品を上下段へ収納するなど、ピッキング動線に合わせた棚割りも作業効率の改善に有効です。
製造現場の部品保管では、収納量を確保するだけでなく、仕分けのしやすさ、取り出しやすさ、防塵性を考慮する必要があります。
今回導入した中量ラックは、可動式仕切りによって部品を種類ごとに整理し、透明カーテンで保管中のほこりの付着を抑えられる仕様です。
短期間で設置できるため、大掛かりな工事を行わずに、部品の管理精度と作業効率を改善できます。
ロジカルでは、保管する部品のサイズや重量、現場の粉塵環境、作業動線を確認したうえで、中量ラックの仕様や防塵対策をご提案しています。
「部品が混在して管理しにくい」「保管中のほこりを防ぎたい」「既存の収納を使いやすく改善したい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。
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