• 2026.09.03

パーティションで休憩室を新設|既存スペースを活用してコストを抑えた職場環境改善

パレットラック落下防止対策
パレットラック落下防止対策

工場や倉庫、オフィスでは、従業員が休憩時間を落ち着いて過ごせる休憩室・リフレッシュスペースの整備が重要です。

一方、「休憩室を新しく設けたいものの、大がかりな建築工事は避けたい」「できるだけコストを抑えたい」といった課題を抱えている企業も少なくありません。

そこで今回は、既存スペースをパーティションで間仕切りし、新たな休憩室を設置しました。

建物の条件や既存設備との取り合いを確認しながら、必要な機能を確保しつつ、工事範囲を抑えた施工事例をご紹介します。

お客様の課題|既存スペースに低コストで休憩室をつくりたい

今回のお客様からは、既存の空きスペースを利用して従業員用の休憩室を設けたいというご相談をいただきました。

主なご要望は以下のとおりです。

  • 既存スペースを活用して新しい休憩室を設置したい
  • できるだけ施工コストを抑えたい
  • 大がかりな建築工事は避けたい
  • 既存の空調・消防設備なども考慮して計画したい
  • 業務への影響を抑えて施工したい

そこで、壁を新設する大規模な改修ではなく、パーティションを利用した間仕切り工事をご提案しました。

パーティションを活用して既存スペースを休憩室へ

パーティションは、既存の室内に新しいスペースを設けたい場合に活用しやすい間仕切り設備です。

今回も既存空間の一部をパーティションで区画することで、休憩室として使用できるスペースを確保しました。

建築壁を新設する方法と比較して工事範囲を限定しやすく、現場条件によっては工期や施工コストを抑えながら必要な空間をつくることができます。

また、将来的にオフィスや工場内のレイアウトを変更する可能性がある場合にも、パーティションは検討しやすい選択肢です。

施工概要

  • 施工内容: パレットラック背面金網の設置
  • 施工地域: 大阪府内
  • 業界: 物流・倉庫業・製造業

パーティション休憩室の設計で工夫した3つのポイント

既存空間を間仕切りして工事範囲を最小限に

今回のポイントは、新しい部屋を一から建築するのではなく、既存の室内空間をパーティションで区画したことです。

現場の寸法や既存設備の位置を確認し、休憩室として必要なスペースと周囲の動線を確保できるようにレイアウトしました。

工場や倉庫では、設備・棚・作業通路などがすでに配置されているため、空いている場所へ単純に間仕切りを設置すればよいとは限りません。

休憩室を利用する従業員の出入りも含め、既存業務の動線を妨げない配置を検討することが重要です。

欄間をオープンにして既存設備との取り合いを考慮

今回の休憩室では、パーティションを天井まで完全に塞ぐのではなく、上部の欄間部分をオープンにした仕様を採用しました。

完全に密閉された個室をつくる場合、既存の空調・換気・照明・消防設備などとの関係によって、設備の追加や移設が必要になることがあります。

上部を開放することで既存設備を活用しやすくし、追加工事を抑えられるよう計画しました。

ただし、煙感知器など消防設備の追加・移設が必要かどうかは、間仕切りの仕様や建物の設備状況、所轄消防機関との確認などによって異なります。

そのため、「欄間を開ければ必ず煙感知器が不要になる」と一律に判断するのではなく、現場ごとの確認が必要です。

既存設備を活かして施工コストを抑える

休憩室の新設では、パーティション本体以外にも設備工事が発生する場合があります。

例えば、

  • 空調
  • 換気
  • 照明
  • コンセント
  • 消防設備
  • 出入口
  • 床・天井

などです。

今回のように既存設備を可能な範囲で活用し、追加工事を必要な部分に限定することで、休憩室新設にかかるトータルコストを調整しやすくなります。

単純に安価なパーティションを選ぶのではなく、「既存設備をどこまで活用できるか」を確認することがコスト削減のポイントです。

パーティションで休憩室をつくるメリット

既存の空きスペースを有効活用できる

工場や倉庫では、建物内に十分な面積があっても、休憩専用の部屋が設けられていない場合があります。

パーティションを利用すれば、既存の空きスペースや使用頻度の低いエリアを区画し、休憩室やリフレッシュスペースとして活用できる可能性があります。

新たに建物を増築する前に、現在のスペースを見直す方法のひとつです。

工事範囲を抑えやすい

パーティション工事は、既存建物の条件によっては建築壁を新設する場合と比較して施工範囲を抑えやすく、比較的短期間で設置できるケースがあります。

稼働中の工場・倉庫では、長期間にわたる工事が通常業務へ影響することもあるため、施工内容と工程をコンパクトにできることはメリットになります。

用途に合わせて仕様を選べる

パーティションにはさまざまな種類があり、休憩室に必要な機能や予算に合わせて仕様を検討できます。

例えば、視線を遮ることを優先する場合、明るさを確保したい場合、遮音性を重視したい場合など、目的によって適した仕様は異なります。

「とにかく部屋をつくる」のではなく、利用人数や休憩方法に合わせて必要な機能を決めることがポイントです。

休憩室を新設する前に確認したい設備とレイアウト

パーティションで休憩室を設置する際は、間仕切りの寸法だけでなく、室内環境や既存設備についても確認する必要があります。

主な確認項目は以下のとおりです。

  • 休憩室を利用する人数
  • 必要な床面積
  • 出入口の位置
  • 周辺の作業動線
  • 空調・換気設備
  • 照明
  • コンセント
  • 火災報知設備などの消防設備
  • 天井設備との位置関係
  • パーティションの高さ・仕様
  • 机・椅子などの家具配置
  • 清掃やメンテナンスのしやすさ

特に工場内では、機械の稼働音や熱、粉じんなどが休憩室へ影響することもあります。

単に空きスペースを区切るのではなく、従業員が休憩する場所として適した環境かどうかを確認したうえで設置場所を決めることが重要です。

欄間オープンと欄間クローズはどう選ぶ?

パーティションを設置する際には、天井付近まで完全に塞ぐ「欄間クローズ」と、上部を開放する「欄間オープン」があります。

欄間オープンは、既存の空調や照明などを活用しやすく、追加設備を抑えられる場合があります。

一方で、上部が開いているため、音・光・空調・臭いなどが隣接エリアと行き来しやすい点には注意が必要です。

休憩室に静かさやプライバシー性を求める場合には、欄間クローズを含めた別の仕様が適していることもあります。

コストだけで決めるのではなく、休憩室に求める快適性と既存設備の条件を比較して選定することが大切です。

工場・倉庫の休憩室は働きやすい職場づくりにも重要

休憩室は、生産や物流に直接使用する設備ではありません。しかし、従業員が日常的に利用する重要な職場環境のひとつです。

作業エリアと休憩スペースを適切に分けることで、休憩時間に落ち着いて過ごしやすい環境を整えられます。

特に工場や物流倉庫では、作業環境と休憩環境の両方を見直すことが、従業員が働きやすい職場づくりにつながります。

まとめ|パーティションなら既存スペースを活かした休憩室を設置できる

今回の事例では、既存スペースをパーティションで区画し、大がかりな改修を避けながら従業員用の休憩室を新設しました。

また、欄間部分をオープンにすることで既存設備を活用しやすい構成とし、追加工事を抑えられるよう計画しています。

パーティションによる休憩室新設では、施工価格だけでなく、利用人数・動線・空調・換気・消防設備・遮音性などを総合的に確認することが重要です。

ロジカルでは、パーティションの設置だけでなく、休憩室・更衣室・事務所などのレイアウト設計から内装・設備工事まで一括して対応しています。

「工場や倉庫の空きスペースに休憩室をつくりたい」「大がかりな工事を避けて休憩スペースを確保したい」「既存設備を活かして施工コストを抑えたい」とお考えの方は、パーティションによる休憩室の新設についてぜひご相談ください。

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