倉庫内の保管効率は売上に大きく関わってくるので、色んな効率改善のための活動をしていますよね。
よくある改善方法として、物流システムの見直しやマテハン機器の見直しなどがありますが、実は活用できてないスペースの有効活用が最も費用対効果に優れます。
でも、すでに倉庫のスペースいっぱいにラックを配置しているからもうスペースがないという方、屋外のスペースは有効活用できていますか?
屋外のスペースも敷地内なのでもちろん有効活用しても問題ないです。活用できるスペースはどんどん活用していきましょう。
今回は屋外に配置して保管量の向上を叶えられる屋外用ラックについてご紹介します。
屋外用ラックのメリットや、納入にあたっての注意事項についても詳しく解説しますので、屋外に活用できるスペースがまだある方はぜひ参考にしてください。
屋外用ラックは基本的に倉庫や工場の敷地内に置く必要があります。
貸倉庫などで敷地の外の空間が余っている方であれば、ラックを設置して保管数を増やすことができます。
屋外用なので、ピッキング等作業が発生する商品の保管には向きません。
ピッキングが発生する場合は、ラック自体に防雨や防風の対策があったとしても、作業中に雨や風に曝されてしまいます。
製造後の完成品やパレット保管物など基本的にピッキングが発生しない出荷前などの荷物の保管がおすすめです。
屋外用ラックは雨や風による耐食に注意が必要です。
通常のスチール製ラックを屋外で運用していると、雨や風によって錆びてしまい、景観が損なわれたり、強度が落ちる危険性があるため注意しましょう。
錆対策としては、まず鋼材を防水仕様にする必要があります。
具体的には通常の鋼材に錆予防の亜鉛メッキ塗装を施す方法などがあります。
溶融亜鉛メッキ塗装という塗装方法であれば、亜鉛と鉄が強力に金属結合するため、長い年月が経ってもメッキが剥がれる心配は不要です。
また、保管物が雨や風に曝されることを防ぐ必要もあるため、ラックにテントを付けることもおすすめします。
実は雨は基本的にまっすぐに降ることはありません。
雨水が斜めに侵入することを考えてテントを設計しましょう。
テントの継ぎ目や隙間などから雨が侵入することも考慮し、しっかりと設計する必要があります。
雨漏りが発生すると製品が濡れてしまうため細心の注意をしておきましょう。
風が強い日や台風の対策も必要です。
テントの裾口が風に煽られて、雨が侵入してしまう可能性があります。
テントの袖口に風に負けないように重りを入れたり、地面に固定できるように門落とし(フランス落とし)を付けたりする方法があります。
当社が納入した屋外用のパレットラックです。
こちらの屋外用パレットラックは屋外敷地内の空いているスペースに、出荷前の重量物を一時保管するための用途で製作しました。
組み立てる手順としては、パレットラックを組み立てた後、テントを付けていきます。
パレットラックが完成したら、テントを付けていきます。
ラックの天面、外周にもテントを付けて完成です。
前面はカーテン仕様となっており、荷物の入出庫が簡単に行えるようになっています。
防風仕様として、テントの裾口に門落とし(フランス落とし)を付けています。
プラットフォームに架台を設置し、床面積を延ばすことができる製品です。
屋外用パレットラックは屋外敷地内に作成するものですが、こちらはデッドスペースになっているトラックバースに作成します。
保管スペースとして利用したり、出荷前の一時保管、バンニング・デバンニング作業スペースなどにおすすめです。
テント倉庫は屋外敷地内に大きなスペースがある場合に、新たな倉庫として作成します。
こちらは屋外用ラックのように、倉庫スペースの延長線上のような製品ではなく、新たな倉庫として利用します。
保管スペースが大きく増えるため、保管数の向上を実現したいのであれば積極的におすすめです。
保管効率アップには、屋外敷地内のスペースに屋外用ラックを設置して活用する方法がおすすめです。
屋外用ラックは、防雨・防風対策が必須となっていますので、塗装やテントで雨除け、風除け仕様での製作が必要です。
保管物が雨にかからないように、ピッキングの発生しない出荷前の商品や、パレット保管物の保管に利用しましょう。
製作には想定しない雨漏りや強風に煽られるなどが発生するので、注意が必要です。
屋外用ラックを使って、デッドスペースを有効活用していきましょう。
弊社では長年にわたり屋外用ラックを製作してきました。
雨漏りが発生しやすいポイントや運用上の注意事項など屋外用ラックを最大限活用できるノウハウを持っています。
屋外用ラックの製造にお困りごと、ご興味がある方はお気軽に以下からお問い合わせください。
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