事務所の内装レイアウト変更・縫製工場移転作業|限られたスペースを有効活用

事務所や工場では、事業内容や生産体制の変化に伴い、「新たな作業スペースを確保したい」「既存の設備を別の場所へ移転したい」といった課題が発生することがあります。

新しい建物やスペースを用意する方法もありますが、現在使用している事務所のレイアウトを見直すことで、必要な作業エリアを確保できるケースもあります。

ただし、既存の事務所機能を残しながら工場設備を移転する場合は、単純にスペースを空けるだけでは足りません。床の仕様や間仕切り、設備の搬入経路まで含めて、それぞれの用途や作業環境を考慮したレイアウト変更が必要です。

今回は、OAフロアが敷かれた広い事務所フロアのレイアウトを変更して作業スペースを確保し、別フロアにあった縫製工場のミシンや作業台、資材棚を移転した事例をご紹介します。

お客様の要望

事務所内に縫製工場の移転スペースを確保したい。

というご相談をいただきました。

移転前の事務所は、フロア全体にOAフロア(床下に配線を通せる二重床)とタイルカーペットが敷かれた、ワンフロアの広いオフィスでした。一方、縫製工場は別のフロアにあり、工業用ミシンや大型の裁断台、生地や資材を保管する棚が並んでいました。

事務所として使うエリアを残しながら、フロアの一部を縫製工場として使える作業エリアに変える必要がありました。

そこで、現在の事務所レイアウトを見直し、事務所エリアを集約したうえで、空いたスペースに縫製工場を移転できるレイアウトへ変更しました。

この設備を導入することで何が変わる?

今回の作業では、まず既存の事務所レイアウトを見直し、縫製工場の移転に必要なスペースを確保しました。

■ 床の撤去・補修(作業エリア)
縫製工場にするエリアでは、タイルカーペットと既存のOAフロアパネルを撤去しました。段差部分の見切り材も外し、床の溝や段差はモルタルで埋めて平らに仕上げています。フラットな床にすることで、ミシンや作業台を置きやすく、台車での資材の運搬もしやすくなりました。

■ OAフロア・タイルカーペットの新設(事務所エリア)
事務所として残すエリアには、樹脂製のOAフロアを新しく敷き、その上にタイルカーペットを張りました。作業エリアとの境目には見切り材を取り付け、段差をきれいに納めています。

■ パーテーションによる区画
事務所エリアと作業エリアの間には、腰から下がパネル、上部がガラスのパーテーションを新しく設置しました。空間を区切りつつ、事務所から作業エリアの様子を見渡せる構成です。出入り口も設けて、行き来しやすくしています。

■ 縫製設備の移転・再配置
縫製工場で使っていた工業用ミシン、大型の裁断台、作業机、生地ロールの保管棚などを、エレベーターとトラックで運び、新しい作業エリアに再配置しました。天井からミシン用の電源を取り出し、移転後すぐに作業を始められる状態に整えています。あわせて、移転元フロアの棚や在庫の移動、不要になった机・椅子などの搬出も行いました。

このように、事務所と縫製作業の両方を同じフロア内で行えるレイアウトへ変更しています。

限られた室内スペースでも、既存レイアウトやスペースの使い方を見直すことで、新たな用途に利用できるエリアを生み出せる場合があります。

また、今回は床工事・間仕切り工事・設備移転をまとめて対応しました。複数の業者に別々に依頼するのではなく、用途変更に伴う一連の作業を一つの流れとして進めています。

既存スペースを有効活用しながら、現在の事務所機能を維持し、新たな縫製作業スペースを確保できたことが今回のレイアウト変更のポイントです。

施工概要

・施工内容: 事務所内装レイアウト変更・縫製工場設備および作業環境の移転

レイアウト変更と設備移転をまとめて考えることがポイント

事務所の一部を工場や作業場として利用する場合、「どの場所を空けるか」だけでなく、「移転後にどのように作業するか」まで考えてレイアウトを決めることが重要です。

無理にスペースだけを確保すると、既存の事務所が使いにくくなったり、新しい作業エリアで十分な作業環境を確保できなかったりする可能性があります。

特に事務所から工場へ用途を変える場合は、床の仕様が大きなポイントになります。事務所向けのOAフロアやタイルカーペットは、重いミシンや作業台を置いたり、台車で頻繁に資材を運んだりする使い方には向かないことがあります。今回のように、事務所エリアはOAフロアを残し、作業エリアは平らな床に仕上げるといった、エリアごとの使い分けが必要です。

そのため、既存スペースの使い方を整理し、事務所として必要なエリアと新たな作業エリアの両方を考えながら、床・間仕切り・電源まで含めて配置を検討する必要があります。

さらに、レイアウト変更と設備移転を一括して計画すれば、スペースを確保した後に「設備がうまく収まらない」「電源の位置が合わない」といった問題も防ぎやすくなります。

限られたスペースを有効活用するためには、内装レイアウトと移転する設備を別々に考えず、移転後の運用まで含めて計画することが大切です。

まとめ

事務所内に新しい作業スペースが必要になった場合でも、必ずしも新たな物件や建物を用意する必要があるとは限りません。

今回のように既存の事務所レイアウトを見直し、床やパーテーションを用途に合わせて変えることで、事務所機能を維持しながら、縫製工場を移転するための作業スペースを確保できる場合があります。

ロジカルでは、事務所や工場のレイアウト変更だけでなく、床工事や間仕切り工事、それに伴う設備移転まで、現場の状況や用途に合わせて対応しています。

「事務所内に作業スペースをつくりたい」「工場設備を別の場所へ移転したい」「限られたスペースを有効活用したい」とお考えの方は、ぜひロジカルまでご相談ください。

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