限られた倉庫スペースで、保管量を増やしながらも作業の安全性を確保する——これは多くの物流現場で直面する課題です。
特にパレットラックを導入する際、通路幅をどこまで攻めるかは、保管効率に直結する重要なポイント。
今回は、通路を極限まで絞りつつも安全性と効率を両立させた、ガイドレール付きパレットラック導入の事例をご紹介します。
お客様の要望
「通路幅を極力抑えたパレットラックがほしい」
お客様は、限られた倉庫内でできるだけ多くのパレットを保管できるレイアウトを求めていました。
同時に、通路幅を狭めることで作業中の接触リスクが高まることにも懸念をお持ちでした。
この設備を導入することで何が変わる?
本案件では、ラックフォークを使用してパレットラックにアクセスするため、通路幅を大幅に抑えることが可能になりました。
しかしそれに伴い、ラックと車体が接触するリスクも上昇します。
そこで導入されたのが、ラック前面に設置した専用のガイドレール。
このガイドがラックフォークの走行ラインを自然に誘導し、ラックの変形や破損、作業者の安全リスクを大幅に軽減しました。
さらに、走行ラインが安定することでピッキング作業の効率も向上し、全体のオペレーションがスムーズに進むようになりました。
施工概要
安全確保と効率アップの裏技:ガイドレールの力
ガイドレールは、単なる「補助器具」ではありません。
むしろ、狭小通路での作業を成立させる“現場のバランサー”とも言える存在です。
特に高所作業や繰り返し接近が必要な場面では、ラックとの接触を未然に防ぐ“目に見える安心”を提供します。
また、作業員の操作ストレス軽減や、フォークリフト事故の未然防止にもつながるため、効率化と安全対策の両面に有効です。
まとめ
通路幅を削ることで得られる保管効率の向上。
しかし、それには安全性を確保するための装備と工夫が必要不可欠です。
ガイドレールのようなちょっとした装備が、現場全体の運用に大きな違いをもたらします。
「狭くしても安全に作業したい」そんな現場に、ガイドレール付きラック導入は非常に有効な選択肢です。
ぜひ、設備選定の参考にしてみてください!
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