自動倉庫を導入しても、収納物のサイズと棚の寸法が合わないと、その本来の収納力を活かしきれません。
段ボール容器や特注品を扱う現場では、既製のラックではサイズが合わず、「スペースが余る」「収納効率が悪い」といった課題が生じやすいのが実情です。
今回は、自動倉庫の仕様と収納物に合わせて設計した特寸サイズのラックを導入し、保管効率を最大化した事例をご紹介します。
今回のプロジェクトでは、自動倉庫メーカー様との三者打ち合わせを実施し、倉庫構造・格納寸法・収納物のサイズをすべて把握した上で、完全オーダーメイドの特寸棚を製作しました。
📦 段ボール容器がぴったり収まる寸法に設計したことで、空間ロスをゼロ化。
初期状態では3段構成でしたが、棚受け(桟)を追加することで段数を増やせる拡張設計とし、将来的な変更にも対応できる構造としました。
また、段ピッチ変更が可能な可変設計により、収納物のサイズが変わっても再調整が容易。
固定ラックとは異なり、長期的な運用を見据えた柔軟性を確保しています。
施工概要



特注棚設計のメリット
自動倉庫の性能を最大限に引き出すには、「収納物に合った棚設計」が欠かせません。
今回のような特寸設計によって得られるメリットは以下の通りです。
段ボール容器や専用ケースのサイズに合わせることで、デッドスペースを排除。収納効率が大幅にアップします。
棚段数やピッチを変更できる構造により、将来的なレイアウト変更にも対応可能。設備投資の寿命を延ばせます。
棚内の整理がしやすく、収納物が視認しやすい設計により、ピッキング作業の効率化にも貢献します。
自動倉庫の収納効率を最大化するには、「棚を合わせる」ことが最も確実な改善策です。
今回のように、収納物や倉庫仕様に合わせて特寸サイズで設計された棚を導入することで、
無駄のない収納と将来的な運用柔軟性を同時に実現できます。
自動倉庫の収納効率にお悩みの方、特注サイズ対応の棚をご検討中の方は、
ぜひ当社までご相談ください。
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