キュービクルの劣化、放置は危険!更新工事でトラブルを未然に防ぐ

キュービクル入替工事
キュービクル入替工事

工場や施設で使われるキュービクル(高圧受電設備)は、屋外設置されるケースが多く、
紫外線・雨・気温差といった厳しい環境に日々さらされています。

そのため、長年使用を続けると内部のトランス・ブレーカー・配線だけでなく、
外装の腐食や絶縁劣化が進行し、思わぬトラブルを引き起こすことも。

今回は、保安協会からの指摘を受け、老朽化したキュービクルを更新した事例をご紹介します。

お客様の要望

  • 保安協会からキュービクル内部の劣化を指摘された
  • できるだけ早く対処したいが、コストも抑えたい
  • 既存の配線位置を変えずに入れ替えたい

この工事で何が変わる?

当初は「トランス部分だけを交換する」案も検討されていました。
しかし、現地調査の結果、本体外装の腐食・錆び・絶縁部の劣化も深刻であり、
安全性・耐候性の観点からキュービクル本体の更新が最善と判断しました。

更新にあたっては、既存の設置スペースと配線構成に合わせて、
特寸サイズで新しいキュービクルを製作。
既存ケーブルをそのまま使用できるよう設計し、
配線の組み替えを最小限に抑えた効率的な入れ替え工事を実現しました。

さらに、弊社では定期点検・保守メンテナンスにも対応しており、
更新後も長期的に安心して運用できる体制を整えています。

劣化を放置すると起きるリスク

キュービクルの老朽化を放置すると、以下のような深刻なトラブルに発展する可能性があります。

⚠️ 漏電・感電事故のリスク
絶縁劣化により、漏電や感電事故が発生する恐れがあります。

⚠️ 火災・発熱トラブル
錆やほこり、端子の緩みが原因で異常発熱が起こり、火災の危険も。

⚠️ 雨水侵入による機器故障
経年劣化したパッキンや外装の隙間から水が入り、ショートを引き起こすことがあります。

⚠️ 設備停止による業務ストップ
突然の故障は、生産ラインや物流システムの停止にも直結します。

見た目では問題がなさそうでも、内部の劣化は確実に進行しています。
特に10年以上使用している場合は、早めの点検・診断が必須です。

施工概要

  • 施工内容: 特寸対応キュービクル入れ替え (旧設備の撤去含む)
  • 施工地域: 大阪府
  • 業界: 製造業

まとめ

電気設備の老朽化は、“見えないリスク”として静かに進行します。
保安協会からの指摘が入る前でも、10年以上使用しているキュービクルは要注意。

ロジカルでは、

  • 現地調査・劣化診断
  • 特寸設計・製作
  • 撤去・更新工事
  • 定期メンテナンス

までをワンストップで対応可能。

安全・安心な電気供給環境のために、
早めの点検・更新でトラブルを未然に防ぎましょう。

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