• 2024.05.31

こんなに楽なの?複雑な仕様の物流機器ならオーダーメイドで一本化してしまおう。

日本のものづくりは非常にレベルが高いと世界でも評されていますが、そんな精緻な製品は物流も高いレベルを要求されることが多くあります。
保管方法や搬送時の衝撃対策や防塵など様々な面で対策が必要となったり、多方面の業者に協力を仰いで専用の保管機器や搬送機器が製作されます。
そんな特注の物流機器を一括で製作依頼するとどのようなメリットがあるかご存知ですか?
実は複数の企業に製作を依頼するような複雑な製品ほど、一本化すると大きなメリットがあるんです。
今回はそんな特殊な物流機器を窓口一本化して製作するメリットや、依頼時の注意点について実例を合わせてご紹介します。

今回解説するのはこちら
・複雑な物流機器の導入の注意事項
・依頼する会社を一本化するメリット

窓口が複数化する原因は?

まず初めに、窓口が複数になる理由を見てみましょう。
複雑な仕様の物流機器を製作するには、例えばラックや搬送機などのボディーの製作から、システム制御、電気工事など様々な設計をパズルのように組み合わせて、一つのオーダーメイド物流機器が完成します。
そのため、それぞれの専門分野を担当できる業者を探す必要があります。
業者ごとに協力しないといけない部分や工程が干渉する部分など、依頼者が主導して製作を進める必要があり、その結果窓口が複数化します。

窓口を一本化するメリット

対して、依頼者がやり取りをする相手が一つの会社に絞られている場合は非常に大きなメリットがあります。
そんなメリットを見ていきましょう。

仕様や設計をプロに任せられる

複数の業者に依頼する場合は、依頼者が主導して製作を進める必要があるため、自ら仕様を考える必要があります。
依頼者自身で設計が可能であれば問題ないのですが、設計に詳しくない方が行うと、完成品が正しく動くかどうかが評価できません。
対して、窓口を一本化すれば、依頼先の会社がプロとして全体の仕様を考えてくれます。
要望を実現する仕様設計や専門の業者の選定もしてくれるので、設計に詳しくないのであれば一つの業者に絞った方がいいと言えるでしょう。

各業者とのやりとりも任せられる

依頼先の会社が仕様を考えているので、依頼主が主導して各業者とやり取りをすることは発生しなくなります。
設計の打ち合わせや、製作工程のスケジュール、各業者ごとに協力や干渉する部分の摺り合わせなどを任せることができます。
設計をしっかり把握していることと、複数の業者とのやり取りは時間を必要とするため、これを一任できるのは依頼者の負担は大きく軽減されるでしょう。

依頼時の注意事項

ここまで窓口を一本化するメリットをお話してきましたが、業者の選定に注意をするべきポイントがあります。
それは、依頼した会社にノウハウや実績があり、複雑な製品を作ることができるかを見極めることです。
製品が複雑であればあるほど、その見極めが重要となり、一度依頼をかけてしまうと途中で中止することは難しくなるので注意しましょう。

次は実際に見極める方法について解説していきます。

実際に聞いてみる

自社の得意分野や能力を把握している会社はできないことをできるとは言いません。
できないと言ってくれる会社は早めに選定から除外することができるので、先にできるかどうかを聞いてみましょう。
ただし、できると言っていても経験がなかったり想定していない箇所があったりと、本当にできるかどうかはその限りではありません。

似たような事例を紹介している

会社のホームページやSNS、商談などで要望の製品と似たような施工事例を紹介していた場合は製作できる可能性が高いです。
ただ複雑な製品ほど既製品ではなくオーダーメイドとなってくるため、全く同じ製品ではないため注意しましょう。

似たような施工事例を見つけたとしても気を抜かず、依頼する製品について要望を十分に説明し、製作が可能かしっかりと確認しましょう。

実績が多い

物流機器は納入後、想定しなかった問題がよく発生します。
どれほど机上で頭を悩ませても発生するときは発生してしまうものです。
物流現場には物流機器に加えて現場で働く作業者、動線や建屋の状態など実に様々な要素が絡むことで想定外のことが起こります。
そんな「思ってもみなかった」は多くの経験によってノウハウを積み重ね、回避ができるようになります。

特に複雑な物流機器の製作となってくると、経験豊富な会社でも想定できない箇所が発生してきてしまうこともあります。
そのような未知の領域も経験がリスクを洗い出すことができる場合もあるので、複雑な製品は実績が多い会社に頼むことが良いと言えるでしょう。

納入事例

ここまでお話してきた複雑なオーダーメイド製品について実例を紹介します。
依頼主は自動車の関連メーカーで電気自動車(EV)のバッテリーの保管をしたいとのご要望で当社にご連絡いただきました。
普通に保管すればいいと思われるかもしれませんが、EVバッテリーの保管には実に様々な部分に気を遣う必要があります。
注意すべきことは大きく分けて2点ありました。

衝撃への配慮
自動車の部品は人の命を預かるものですから絶対に故障があってはなりません。
少しの不具合も起こらないように製品を僅かな衝撃からも防ぐ必要があります。

静電気への配慮
電池製品は静電気によって故障に繋がりますので注意する必要があります。
保管機器自体に静電気が発生しないように配慮する必要がありました。

この2点の課題を克服したのがお客様の製品仕様に合わせたオーダーメイドのバッテリー保管ラックです。

まず静電気対策としては、発生した静電気が商品に伝わらないようにアース線を取り付けました。

アース線によって製品が静電気の影響を受けることがなくなり、静電気問題は解決しました。

続いて、衝撃対策です。
こちらについては、滑るようにスライドさせて製品を入出庫する方法で解決しました。

製品の出し入れは、このようにハンドリフトに固定したフレームケースのようなものを使います。

フレームとラックを固定するためのロッキング機構がついています。
ラックの前面に取り付けられたバーとフレームをロックします。

格納部にはこのように軽い力で滑らせることができる特殊なパネルが付けていて、製品を滑らせて出し入れを行うことが可能となっています。

通常のラックでは入庫時、置いたときに衝撃が発生していましたが、スライド方式の格納方法にすることで一切の衝撃が発生せずに済みます。

このような製品の特徴に合わせた仕様で製作することで、EVバッテリーの保管という難しい問題に関しても解決することができます。

まとめ

このように、保管する製品の特性に合わせて特注のラックを製作することで課題を解決することができます。
まずはその道のプロに依頼をし、大きな仕様を決定して、細かな工事業者などの選定を行ってもらいましょう。

このとき、自分で「このようなものを作りたい」と仕様を考え各業者に依頼すると、思ってもみない問題点や業者間の仕様の齟齬が起きたりすることが多々あります。
また、後々のメンテナンスなども「そこはウチの範囲じゃない」と言われたりなどのデメリットもあります。

特殊な製品の保管などを目的とした物流機器を導入するときはその道のプロの会社に依頼することがおすすめです。

弊社は30年以上にわたり様々な特注製品を製作してまいりました。
当社は複雑な特注の物流機器は最も得意な部分となっております。
「大手さんでは断られた」、「仕様が細かすぎて嫌がられた」など言われたことがあった場合も、まずはお気軽に以下のボタンからお問い合わせください。

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