物流機器の窓口一本化でコストも品質も改善!特注設備の依頼方法をプロが解説

日本の製造業では、製品品質の高さに比例して、保管・搬送にも高度な物流機器が求められます。精密機器やEVバッテリーの保管では、静電気・衝撃といった繊細な課題も多く、一般的な既製品では対応が難しいケースもあります。

そこで注目されているのが「物流機器のオーダーメイド化」と「窓口一本化による一括依頼」です。本記事では、物流設備の一括依頼によるメリットや、依頼時の注意点、導入ステップ、そして実際の導入事例をご紹介します。

窓口が複数化する原因は?

特注の物流機器や特殊搬送機器を導入する場合、ラック製作、電気工事、制御設計など複数の分野が関与します。依頼主が各業者と直接やり取りする必要があり、仕様のすり合わせや工程管理など、手間とリスクが発生しやすくなります。

窓口を一本化するメリット

仕様や設計をプロに任せられる

物流設備メーカーに一括依頼すれば、要望に基づいた仕様設計をプロが担当。静電気対策や衝撃対策などの技術的要求にも対応可能です。

各業者とのやりとりも任せられる

メーカーが設計と施工を一元管理するため、発注者の手間が大幅に削減されます。工程の調整や現場対応も一本化され、品質や納期の管理もスムーズです。

導入ステップと依頼時の注意事項

実際に聞いてみる

まずは「対応可能か」を確認しましょう。経験豊富なメーカーは、できない内容についても明確に伝えてくれます。

似たような導入事例を紹介している

会社のサイトや営業資料に、同様の実績があるか確認することで信頼性を測れます。

製作実績が豊富なメーカーを選ぶ

特注設備には予期せぬトラブルがつきもの。導入後のサポートや対応力を考えると、製作実績が多く、現場経験豊富な企業を選ぶのが鉄則です。

導入事例:EVバッテリーの保管ラック

自動車部品メーカーからの依頼で、EVバッテリーを保管するラックを製作しました。

  • 静電気対策:ラックにアース線を取り付け、帯電を防止。
  • 衝撃対策:特殊スライドパネルとフレーム構造で、搬送時の衝撃ゼロを実現。

ラックにはロッキング機構とスライド式収納構造を採用し、ハンドリフトと連携して安全かつ確実な入出庫が可能です。

このように、製品特性に応じた仕様をプロが設計・製作することで、高品質な保管環境を構築できます。

まとめ

物流改善を目指す企業にとって、「物流機器の一括依頼」はコスト・品質・効率の面で大きなメリットがあります。とくに、特注設備の導入やEVバッテリーの保管・精密機器の取り扱いといった高度な要件には、経験豊富なメーカーに相談するのが最も効果的です。

当社は、物流機器オーダーメイドの専門メーカーとして、30年以上にわたる製作実績があります。静電気対策ラック、特注搬送設備、クリーンルーム対応保管機器など、幅広い実績があります。

「特注ラックの依頼方法がわからない」「物流設備のメーカー選びに迷っている」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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