• 2025.06.26

【低温保管に最適】チョコレート専用「保冷庫」のすすめ|冷蔵庫とどう違う?

「チョコレートを25℃以下で保管したいが、冷蔵庫では冷えすぎて品質が落ちる…」
こうしたお悩みを抱えるメーカー・物流担当者に向けて、常温に近い温度帯(15〜25℃)で安定保管できる“保冷庫”が注目されています。

本記事では、チョコレートや医薬品などの温度管理が重要な商品に適した保冷庫の特徴・構造・導入事例をわかりやすく解説します。

保冷庫とは?

冷蔵庫では冷えすぎる商品に最適な保管環境

保冷庫とは、15〜25℃程度の温度帯を維持するための専用室で、冷蔵庫や冷凍庫ほどの低温を必要としない商品の保管に適しています。

代表的な保管対象:

  • 🍫 チョコレート:冷えすぎるとブルーム(白化)や風味劣化を起こす
  • 💊 一部医薬品:温度変化に弱く常温保管が前提
  • 📦 精密機器/検査試薬 など

冷蔵庫との違い

項目保冷庫冷蔵庫
温度帯15〜25℃0〜10℃
設置形式室内に空間を構築機器として設置
冷却方法エアコン利用冷媒システム
用途例チョコレート・医薬品生鮮食品・飲料等

保冷庫の構造と導入方法

■ 基本構成(シンプルで施工が早い)

  • 柱+アルミ遮熱材で空間を囲う
  • 照明+家庭用または業務用エアコンで冷却
  • 扉はスライド式が主流(コストと利便性のバランス◎)

➡ 設置も撤去も簡単で、一時的な保管や増設ニーズにも柔軟に対応可能

■ こんなケースにおすすめ

  • 賃貸倉庫など原状回復が必要な施設
  • 契約期間が短い委託型保管
  • 季節変動が大きい商品(例:夏季のチョコレート)

チョコレート保管の納入事例

事例①|物流倉庫内に保冷ブース新設

  • 背景:お菓子メーカー様より「夏場の品質劣化を防ぎたい」と相談
  • 対応内容:スチール柱+遮熱シート+2.8kWエアコン設置
  • 効果:平均庫内温度20〜23℃を安定維持し、品質トラブルをゼロ化

事例②|倉庫1区画をまるごと保冷エリアに

  • 背景:配送拠点として稼働する低天井倉庫にチョコレート保管ニーズ
  • 対応内容:床〜天井まで遮熱パネルで全面囲い+高効率壁掛けエアコン
  • 効果:夏季でも25℃以下を保ちつつ、ランニングコストも最小限

まとめ|費用対効果に優れた温度管理ソリューション

保冷庫は、冷蔵庫や冷凍庫に比べて、

  • 保管温度帯の柔軟性が高く
  • 構造がシンプルで導入しやすく
  • 移設・撤去も簡単で費用対効果に優れている

という特徴があります。

チョコレートや医薬品など、温度変化に敏感な商材の保管に最適です。

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