自動倉庫まわりの“もしも”に備える。安全柵を構造から見直し

自動倉庫は、日々大量の荷役が自動で行われる効率的なシステムですが、
その周囲では「人が立ち入る・機械が動く」エリアが交錯する危険ゾーンでもあります。

このため、稼働中の自動倉庫では“安全柵”が事故防止の最前線を担います。
しかし、破損や劣化、視認性の低下を放置すると、接触や衝突といったトラブルにつながる恐れも。

今回は大阪府の現場で、破損していた自動倉庫前の安全柵を構造面から強化・再設計し、
視認性まで高めた「ぶつけない・気づく・守る」安全柵に更新した事例をご紹介します。

お客様の要望

  • 自動倉庫前の安全柵が破損してしまった
  • 簡易的な補修では不安なので、より頑丈な構造にしたい
  • 見えやすく、注意を促せるデザインにしたい

強度を再設計。構造から見直した“壊れにくい柵”へ

まず、既存柵の破損原因を現地で詳細に調査。
衝撃を受けやすい部分や接合部の構造的弱点を洗い出したうえで、強度設計を全面的に見直しました。

新設した安全柵は、支柱やフレームの厚みを増し、固定方法を再設計。
これにより、衝突にも耐えられる堅牢な構造へとアップグレードしています。

さらに、塗装には高視認性のイエローを採用。
倉庫内の照明や背景とのコントラストを考慮し、オペレーターが「自然に注意を向けられる」よう配慮しました。

構造強度+視覚効果の両立により、
「ぶつけない・気づく・守る」をすべて満たす安全柵が完成しました。

施工概要

  • 施工内容:安全柵の強化構造による新設/黄色塗装仕様
  • 施工地域:大阪府
  • 業界:物流・自動倉庫運用

“壊れないように備える”という発想

安全柵は「壊れたから直す」ではなく、壊れない構造で予防することが本質的な安全対策です。
とくに自動倉庫のように機械が稼働する環境では、柵の強度・配置・色彩のすべてが安全性を左右します。

ロジカルでは、現場の動線や設備構造を踏まえた総合的な安全柵設計を行い、
「人を守り、設備を守る」ための環境づくりをサポートしています。

まとめ

自動倉庫まわりの安全柵は、ただの“仕切り”ではなく、
事故を防ぐための最後のバリアです。

破損・劣化・視認性の低下を感じたら、それは見直しのサイン。
構造強化と色彩設計を組み合わせたロジカルの安全柵で、
“もしも”に備えた安心の現場を整えませんか?

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