倉庫・工場の空調改善は「空調ブース」でコストを抑えて快適化!

空調ブース
空調ブース

工場や倉庫の暑さ対策は、従業員の安全確保と生産性維持のために欠かせません。しかし、建屋全体に空調を導入すると、多大な初期投資と運用コストが必要です。
そこで注目されているのが、必要な場所だけを効率的に冷やす「空調ブース」。
本記事では、空調ブースの種類・特長・導入メリットを実務目線でわかりやすく解説します。

空調ブースとは

空調ブースとは、作業員が長時間滞在する場所や、熱に弱い設備の周辺を局所的に間仕切り、空調管理を行うエリアのことです。

  • 建屋全体に空調を導入するよりも大幅にコストを抑えられる
  • 電気代を節約しながら、熱中症リスクや作業環境の改善が可能
  • カーテン・シートを活用し、建屋の形状や作業導線に柔軟に対応

全館空調と併用することで、効率的な温度管理も可能になります。

空調ブースのタイプと特長

密閉型空調ブース

空調ブース

角パイプフレームに間仕切りカーテンを設置し、天井ダクトから冷気を供給する完全密閉型の空調ブースです。

  • 向いている施設:全館空調がない工場・倉庫
  • 冷却効率が高く、省エネ効果も大
  • ダクトを分岐して複数ブースへの対応も可能

エリア型空調ブース

作業エリア全体を塩ビシートで大きく間仕切り、広範囲を空調で管理する方式です。

  • 向いている施設:作業が一か所に集中している現場
  • 広い面積に対応できる反面、強力な空調機が必要
  • 比較的開放感があり、作業動線を確保しやすい

カーテン式空調ブース

空調ブース

天井部が開放された状態で、周囲をカーテンで囲い、内部に空調機器を設置する方法です。

  • 向いている施設:すでに全館空調がある工場
  • 全体空調と局所空調のハイブリッド型
  • 冷気は下に溜まりやすく、冷却効率も良好

空調ブース導入のメリット

  • 局所冷却で電力コストを大幅削減
  • 熱中症対策で作業者の安全性アップ
  • 最小限の設備投資で最大の快適性を実現
  • 既存レイアウトに合わせた柔軟設計が可能

導入後、温度差による機器トラブルや作業効率低下の改善にもつながります。

まとめ・導入検討のポイント

全館空調に比べてコストを大幅に抑えつつ、作業環境を快適に整える「空調ブース」は、特に中小規模の工場や倉庫にとって現実的で効果的な選択肢です。

以下の点を踏まえて、自社に最適な空調ブースを検討しましょう:

  • 作業者の配置と滞在時間
  • 機械からの発熱量と冷却の必要性
  • 建屋の構造と既存の空調状況

工場・倉庫の空調改善ならお任せください

当社では、倉庫・工場の空調環境改善に豊富な実績があります。
貴社の環境・予算に合わせた最適なブース提案を行いますので、まずはお気軽にご相談ください。

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