• 2025.08.01

作業効率を落とさず安全強化!パレットラックの落下防止対策に“だるま金具+バー”の二重構造を導入

物流倉庫や製造現場では、パレットの落下による事故防止が喫緊の課題です。しかし、対策を強化することで作業効率が犠牲になるケースも少なくありません。
そこで今回は、作業スピードを維持しながら安全性を大幅に高める「二重落下防止対策」を導入した事例をご紹介します。

お客様の課題:落下リスクを防ぎつつ、作業スピードは維持したい

千葉県の物流倉庫のお客様より、以下のようなご相談をいただきました。

「パレットが落下するリスクを最小限に抑えたいが、入出庫作業を止めたり遅くしたりは避けたい。作業性を落とさず安全を確保する仕組みはないか?」

導入設備:パレットラック用 二重落下防止対策(だるま金具+バー)

自動作動の「だるま金具」で作業の流れに干渉しない設計

  • パレットを差し込むと“だるま”が倒れて自動でロック
  • 格納後は自動で起き上がり、手動操作不要で落下を防止
  • 作業者は意識せずに使えるため、作業スピードに影響なし

片手で扱える「落下防止バー」で視覚的な安心感をプラス

  • 格納後にバーをフックに引っ掛けるだけの簡単操作
  • チェーン吊り仕様で片手でも着脱でき、柔軟に使える構造
  • 落下防止効果を視認でき、現場の安心感が向上

二重構造で“保険的安全性”を実現

  • どちらか一方の対策に不備があってももう一方がカバー
  • 実運用でのヒヤリハットを減らす、信頼性の高い設計

施工概要:倉庫での落下防止対策事例

  • 施工内容:落下防止対策付きパレットラック(だるま金具+落下防止バー)設置
  • 施工地域:千葉県
  • 業界:物流・倉庫業

この落下防止対策で得られる3つの効果

作業を止めずに安全性を確保できる

  • 自動動作&片手操作で、作業導線やスピードに影響なし
  • 安全対策を“日常の動作の中で完結”できる

落下事故・ヒヤリハットのリスクを軽減

  • 二重構造の保険的な仕組みにより、不注意や誤操作にも強い
  • 安全衛生面での社内監査や安全基準対応にも有効

他拠点展開しやすい設計とコストバランス

  • カスタム不要のラック構成に後付け対応が可能
  • 標準化しやすく、全拠点へ展開できる改善策としても評価◎

まとめ:落下防止も作業効率も妥協しないなら“二重対策”が最適解

パレット飛び出し防止金具「だるま」 について動画にまとめたものもございますので、こちらもご覧ください。

パレットラックの落下防止対策は、単なる安全装置の追加ではなく、作業性とのバランス設計が鍵です。
ロジカルでは、お客様ごとの現場課題に合わせて、実務に即した最適な安全対策をご提案しています。
安全強化と作業効率を両立したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

関連ワード

このコラムと
合わせて読みたいコラム

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
このコラムを読んだ方は次の記事も合わせて読むと、さらに御社の倉庫や工場のレベルアップに繋がると思います。ぜひご覧ください!

一覧へ戻る