出荷直前の一時保管スペース、いわゆる「バッファエリア」。
この場所がいつの間にか荷物で埋まり、動線も作業効率も悪化してしまうという声を多く聞きます。
今回は、埼玉県の物流拠点で実施した“電動移動ラック”の導入事例をご紹介。
保管密度と作業性を両立するスマートな仕組みが、バッファスペースの課題をどう解決したのかをお伝えします。
お客様の要望
「出荷直前の荷物を置くスペースが足りず、通路や通行エリアにまで一時的に置くことが増えてきた。
パレットラックは使っているが、通路が各列に必要で、どうしても無駄な空間が多い。
限られたスペースを最大限に活かして、安全かつ効率よく保管したい」
というご相談をいただきました。
この設備を導入することで何が変わる?
従来の固定式パレットラックを撤去し、電動で動く“電動移動パレットラック”に切り替え。
通常であれば列ごとに必要だった通路スペースを、“必要なときだけ自動で通路を開ける”仕組みにより、保管密度を大幅に向上。
また、出荷場近くへのレイアウト設計と組み合わせることで、作業導線まで最適化。
頻繁にアクセスする必要のない“バッファ用途”だからこそ、高密度+安全性を両立できる構成となりました。
施工概要
“動く棚”がバッファエリアに向いている3つの理由
1. 通路が“必要な時だけ”出現する
使う列の前だけを自動で開通させるため、保管面積のムダを徹底排除。
従来の1.5〜2倍近い収納密度を実現できます。
2. 頻繁に動かない荷物だからこそ高密度が活きる
バッファとしての荷物は、長く留めない・出し入れ頻度が低いものが中心。
アクセス頻度と密度のバランスがちょうど良いため、電動移動ラックとの相性は抜群です。
3. 出荷場と一体で設計できる
動線とレイアウトを合わせて設計することで、保管→出荷の一連の流れが効率化。
「ここに通路があれば…」というストレスを解消できます。
まとめ
バッファエリアを“なんとなく置く場所”にしていませんか?
ロジカルでは、限られた空間を最大限活かすための電動移動ラック導入を、レイアウト設計から一括で対応。
保管密度と動線のどちらも諦めたくない方は、ぜひ一度ご相談ください!
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