• 2025.07.03

倉庫や工場の防犯対策に必須!セキュリティラックの種類と運用のポイント

倉庫や工場では高価な物品や薬品など、盗難リスクの高いアイテムを保管するケースが少なくありません。実際、業務上横領罪の件数は依然として年間1,000件以上発生しており、現場担当者も防犯対策を怠るわけにはいきません。

本記事では、「倉庫 セキュリティ」「防犯対策 倉庫」「セキュリティラック」などのキーワードで関心の高い、盗難防止用のセキュリティラックについて詳しく解説します。実際の運用上の注意点や導入のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

盗難リスクが高い倉庫内アイテムとは?

特に以下のような物品は盗難対象となりやすく、管理者の注意が必要です。

  • 高価な商品(例:高級食材、ブランド品、精密機器)
  • 薬品・劇薬・引火性の液体など
  • 処方箋医薬品や危険物に該当する化学品

これらは盗難だけでなく、外部流出による事件・事故に発展するリスクもあるため、物理的な保管対策は必須です。

セキュリティラックの種類と特徴

単体施錠タイプ

  • 各ラックの間口に個別で鍵を取り付ける構造
  • 顧客別や製品種別にエリアを分けたい場合に有効
  • 担当者ごとのアクセス制限が可能

※注意点:鍵が複数になるため、鍵管理とコスト増に留意が必要です

複合施錠タイプ

  • 複数のラックをまとめて金網や扉で囲い、1本の鍵で施錠
  • 保管量が多く、出し入れが頻繁な場合に最適
  • 鍵の数が少なくて済み、ピッキング効率も高い

セキュリティキャビネット

  • 小型の重要品や個人情報、鍵などの保管に便利
  • 扉に掛け金式の鍵を付けて運用
  • ラックほどの大きさが不要な場合におすすめ

導入・運用時の注意点

ピッキング時の注意

  • 通常ラックと混在すると作業効率が悪化、鍵の開閉が煩雑に
  • セキュリティラック専用のピッキングリストを作成することでミスを防止

鍵管理の方法

  • 鍵の保管場所(施錠付きボックスなど)も含めてルールを整備
  • 鍵の貸与管理や記録を残すことも有効

電子錠・機械式ボタン錠の活用

  • ICカードや暗証番号での開錠が可能
  • 鍵紛失のリスク軽減と運用簡略化に役立ちます

他の防犯対策との併用

  • セキュリティラックだけでは万全とはいえません
  • 監視カメラや入退室管理システムと併用することで抑止効果が大きく向上
  • 特に防犯対策においては“多重防御”が基本です

まとめと導入相談のご案内

セキュリティラックは、倉庫や工場における盗難・横領リスクを大幅に低減できる設備です。単体施錠・複合施錠・小型キャビネットなど、運用環境に応じて最適な形式を選定することがポイントです。

また、防犯体制はラック単体だけでなく、運用設計や他の設備との組み合わせによって効果が最大化します。

当社では、倉庫の運用方法や保管品に応じたセキュリティ対策のご提案から設計・施工・運用支援までワンストップで対応可能です。

「どのラックを選べばいいかわからない」「簡単に運用できる方法を知りたい」といったご相談も歓迎しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。

関連ワード

このコラムと
合わせて読みたいコラム

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
このコラムを読んだ方は次の記事も合わせて読むと、さらに御社の倉庫や工場のレベルアップに繋がると思います。ぜひご覧ください!

一覧へ戻る