「新しい棚を買うほどではないけれど、今のラックでは木型が収納しにくい。」
そんな現場の“あるある”な悩みに対して、既設設備を最大限に活用し、最低限のコストで保管改善を実現した事例をご紹介します。
今回施工を行ったのは、大分県にある製造現場。
既存の中量ラックやパレットラックを活かし、木型を立て掛けて安全に収納できるスペースを確保しました。
お客様の要望
新しい棚を買わず、今あるラックを活かして木型を立てて保管したいというご要望でした。
また、費用はできるだけ抑えたいとのご相談もありました。
収納する木型は重量があるため、安定性・安全性も確保する必要があるという前提条件のもと、計画を進めました。
この設備を導入することで何が変わる?
今回の対応では、既設の中量ラック・パレットラックのフレーム構造を利用し、安価なLアングルとコンパネを使って間仕切りを追加しました。
コンパネは有効高さに合わせて丁寧にカット。
Lアングルで挟み込み、ビスでしっかり固定することで揺れにも強い構造を実現しました。
これにより、重量のある木型を立て掛けてもしっかりと安定。
結果として、新たな棚を導入することなく、低コストで安全性の高い木型収納スペースを確保できました。
施工概要
既存設備を活かすことで、コストも手間も最小限に
この施工のポイントは、「使えるものは使う」という発想です。
既存のラックフレームは強度があり、あとは収納しやすくする工夫を加えるだけで、大きな設備投資をせずに改善が可能です。
さらに、Lアングルとコンパネといった一般的で入手しやすい部材を使うことで、コストも大きく抑えられます。
現場の実情に合わせて“最小限の工夫で最大限の効果”を出す設計が、今回の施工の成功ポイントです。
まとめ
「買わずに工夫する」という選択が、今ある設備の価値を引き出します。
木型など重たい資材の収納でお困りの方は、まずは既存ラックの活用から考えてみませんか?
費用を抑えつつ、安全で効率的な保管環境を作りたい方は、ぜひ当社までご相談ください。
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