• 2025.12.10

ケースもパレットも、この1台で完結。ラックインラック活用の“最適解”とは?

ラックインラック フローラック
ラックインラック フローラック

倉庫のスペースが足りない──
ケースもパレットも扱う現場では、そんな悩みが多く聞かれます。

ケース用ラックとパレットラックをそれぞれ置いてしまうと、
どうしても 通路が増える・デッドスペースが生まれる・作業動線が複雑になる といった問題が発生します。

その課題を一気に解決できるのが、
ケース保管 × パレット保管を1スパンで両立できる「ラックインラック」 です。

今回はその魅力と導入効果を、実例を交えてわかりやすく紹介します。

ラックインラックとは?

ラックインラックとは、

  • 上段:パレットラック(パレット保管)
  • 下段:ケース用フローラック(先入れ先出し対応)

を“ひとつのラック構造にまとめた”ハイブリッドラックです。

限られた床面積の中で
保管効率を最大化しながら、フォークリフトと作業者の動線を綺麗に分離 できるのが最大の強み。

ラック1スパンの価値を 2倍以上に引き上げるソリューション と言っても過言ではありません。

こんな現場におすすめ

  • ケース品とパレット品を 同じエリアでまとめて管理したい
  • ピッキング動線とフォークリフト動線を 明確に分けて安全性を確保したい
  • フローラックを導入したいが、場所が足りない
  • 下段をピッキング、上段をストック保管として 使い分けたい
  • 特に、「省スペース × 高効率化」が求められる中規模〜大規模の倉庫で高い効果を発揮します。

実例紹介|1スパンで“2役”をこなす効率レイアウトに刷新

あるお客様から、
「スペースを増やさずに保管力を上げたい、かつ作業効率も落としたくない」
というご相談をいただきました。

そこでロジカルが提案したのがラックインラック構成です。

▼採用した構成

  • 上段:パレットラック
    → フォークリフトで入出庫する大口保管用
  • 下段:ケース用フローラック
    → 作業者が手前から取り出せる先入れ先出し構造を採用
  • 動線設計:前面=作業者用通路/背面=フォークリフト通路
    → 完全分離することで安全性と効率性が向上

▼導入効果

  • 1スパンあたりの保管密度が大幅UP
  • ピッキングの動作が減り、作業スピードが向上
  • 動線が分かれたことで、接触事故のリスクが低減
  • フォークリフトの運用もスムーズに

限られたスペースで“保管・作業・移動”を最適化できる、非常に実用的なレイアウトが完成しました。

まとめ|ラック1本の価値を“最大化”する選択肢

ラックインラックは、単なる棚の組み合わせではありません。

1本のラックで

「パレット保管+ケースピッキング」
を両立させる、倉庫改善の最適解です。

  • スペースを増やさずに保管力UP
  • 作業動線とフォークリフト動線の分離
  • フローラック効果で作業スピードが向上
  • 安全性の高い現場へ改善

ロジカルでは、ラックインラックの 設計・加工・施工までワンストップ で対応可能です。

「今あるスペースをもっと活かしたい」
「ラックの使い方を根本から見直したい」

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
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