「保管スペースを増やしたい。でも、機械の上にラックを設置するなんて本当にできるの?」
工場内スペースの有効活用を目指す現場では、“空間をどう使うか”が生産性に直結します。
今回は、名古屋市の工場に導入されたメザニンラック。
その設置条件は非常にシビアで、なんとラックの下には稼働中の生産機械が配置されていました。
そんな環境で成功した、“ミリ単位”の設計力に支えられた導入事例をご紹介します。
お客様の要望
「仕掛け品や材料の保管スペースが足りない。空いている上部空間を活かしたい」というご相談をいただきました。
しかし、保管スペースの候補地は既存機械の真上。
「限られたスペース内で、生産の邪魔にならない構造にしてほしい」というのが、お客様の要望でした。
この設備を導入することで何が変わる?
今回導入したメザニンラックは、機械の上部空間を活かしたカスタム構造。
設置エリアには壁との距離がほとんどなく、一般的な規格品では干渉してしまう状態でした。
そこで、現地実測と3Dシミュレーションを繰り返しながら、ミリ単位の寸法設計を実施。
支柱の位置、梁の高さ、床面の荷重計算まで精密に対応し、安全かつ機能的なラック配置を実現しました。
結果として、保管量は大幅に増加し、生産動線の確保にも成功。
限られたスペースの中でも“使える空間”が劇的に増えました。
施工概要
“現場を読む力”が支える高精度ラック設計
本件の最大のポイントは、既存設備との干渉を避けながら最大限の収納力を確保するという課題に対し、精密な計測と柔軟な設計力で応えたことです。
「この柱を10mmずらせば、メンテナンススペースが確保できる」——そんなプロならではの設計判断が随所に盛り込まれています。
ただの収納設備ではなく、“現場に馴染む設備”であることが、工場の運用効率に大きく影響するのです。
まとめ
「空間はあるのに活かせない」——そんな悩みをお持ちの工場にこそ、メザニンラックという選択肢があります。
今回のように機械との共存を前提とした設計も可能です。
スペース制限や高精度が求められる現場でも、当社なら柔軟に対応可能です。
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